ビルドンブング

自由でシンプルな生活を求めて試行錯誤する記録を毎日更新中

ハンドドライヤーの使い方について

当ブログではアフィリエイト広告を利用しています

「ハンドドライヤー」と言って伝わるのか、そもそもアレの名前が「ハンドドライヤー」なのか詳しく知らないけれど、公共のお手洗いに設置されている、手を乾かすためのアレである。
壁に設置された長方形の物体で、上部に横向きの隙間が開いている。
その隙間に手を入れるとセンサーが検知して、風が放出される。
その風で濡れた手を乾かすアレである。

そんなハンドドライヤーの使い方をよくわかっていない人をたまに見かける。
「そんな人いないだろう」と思われるだろうか。
確かに、ハンドドライヤーを前にして立ち往生しているような人はいない。
けれど、本来の使い方というか仕組みを知らないと見受けられる人をたまに見かけるのだ。

つまり、やたら長い時間をかけてハンドドライヤーで手を乾かす人のことである。
おそらく髪を乾かす「ドライヤー」の使い方に引っ張られているのだろう。
髪のドライヤーは熱風が放出される。
その熱で水分を飛ばすことができる。

では、ハンドドライヤーから放出される風は熱風だろうか?
普通の風である。
暖かさはない。
つまり、あの風(の熱)で水分を飛ばすことはできないのだ。
それを知らずに、風で水分を飛ばそうと、ずっと手を入れている人がいる、という話である。

ハンドドライヤーにおける手の乾かし方は、手の水分を風の力で下に落とすという手法である。
手を入れると、前後から風が放出されて手に当たるだろう。
そのままゆっくりと手をハンドドライヤーから引き出すように上に動かしていく。
そうすると、風のフィルターに押されるように、手の表面の水分が下に移動していくはずだ。
そうやって少しずつ水分を下に移動させて、最後には指先から下に落ちる。
そして手の表面の水分が飛ぶという設計のはずだ。
(私がそう認識しているだけかもしれない、という注釈はしておく)

という仕組みを理解していれば、ハンドドライヤーに長時間手を入れるのが正しくないことはわかるだろう。

  1. 手首に風が当たるまで手を入れる
  2. 風で水分が移動するのを感じながら少しずつ手を引き出していく
  3. 指先から水分が下に落ちる

というステップを意識しながら入れた手を引き出せば終わる。
足りないと思えばもう一度くらいやってもいい。
長くても10秒かからないはずだ。

もしも自分がハンドドライヤーを使いたくて、前で別の人が使っていたら、その後ろに並ぶことにしている。
プレッシャーをかけるというわけではないが、どこかでその人が自分のハンドドライヤーの使い方について考え直してくれるとを期待する。