ビルドンブング

自由でシンプルな生活を求めて試行錯誤する記録を毎日更新中

dアニメストアを解約した(2回目)

当ブログではアフィリエイト広告を利用しています

契約したり解約したり、忙しい話である。
また入会手数料みたいなものはないから、利用したくなったらまた契約すればいいよね、みたいな気持ちもある。

 少なくとも「また見ることがあるかもしれないし」と今は見ないのにいつまでも月額を取られているよりは健全とも言える。
その手間を惜しんで、利用しないサービスに対して月額料金を払い続けている人が多いとも聞く。
dアニメストアに関しては、全話見たアニメにコンプリートマークが付くのだけれど、解約したらその履歴が消えてしまうから「今まで自分が見たアニメ歴」のようなものが消えるのが、少し惜しいと思う。
その惜しさで、利用頻度が低い人の解約を防げているのなら、素晴らしいアイデアだと思う。
さて、私がdアニメストアでアニメを見るタイミングで最も多い、というかその時だけとも言えるくらいだが、それはジムのランニングマシンで走っている時だった。

 アニメ1話がだいたい25分だから、それを見ながら走るという感じである。
退屈なジョギングがこれで少しは楽しくなる、と思っていた。
けれど、実はジョギングを退屈にしていたのはこの「ジョギングは退屈である」という勝手な決めつけだったのだ。
ある日、考え事に夢中で、走りながら見ていたアニメが頭に入ってこなかったようなことがあった。
なのに、走っている間の辛さは感じない。
考え事に夢中になっているうちに、いつの間にかアニメが終わっていて、つまり自分で決めたジョギング時間も経過していたということ。
これが、今も続いている私の習慣「虚無ジョギング」の始まりである。

 瞑想状態に近い。
何も聞かず、ジムの壁を見つめながら淡々と走り続ける。
その間、頭の中に色々なことが浮かぶ。
やらなければいけないこと思い出したり、悩んでいたことに対する解決案が浮かんだり、なんなら解決したり、特に「〇〇について考えよう」と決めているわけではないけれど、走っているうちに本当に色々なことが頭に浮かぶ。
アニメを見ていたらそんなことは起こらない。
アニメの内容を処理することに頭を使っているからだ。
言い方を変えれば、アニメを見ることで、そういう発想の機会が失われている。
一度そんなふうに考えてしまったら、もう何かを見たり聞いたりしながら走ることは勿体無いことのように感じられるようになった。
というわけで毎朝スマホと家の鍵だけを持ってチョコザップへ行って、店内BGMをぼんやり聴きつつ25分走っている。
そして、それが習慣になってから、dアニメストアでアニメを見ることがなくなった。
たまに「せっかく月額を払っているから」と見ることはあるけれど、これは手段と目的が反転してしまっている。
もう、日常生活においてdアニメストアを利用することはない。
そう判断して解約した。
なに、冒頭で書いた通り、生活習慣や考え方が変わったらまた契約すればいい。

animestore.docomo.ne.jp