ビルドンブング

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ゲーミング座椅子は失敗だったかな

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「だったかな」なんてタイトルでは言っているけれど、すでにジモティーで手放してしまっている。

 数ヶ月前に購入したニトリのゲーミング座椅子の話である。
座り心地の良い椅子で作業までできればいいだろうな、と思って購入したものだ。

 結果、失敗だった。
まずもって非常に邪魔である。
残念ながら結構なサイズの座椅子を置いておける部屋の広さではなかったし、座椅子のためだけに広い部屋に引っ越そうという気持ちも起きなかった。
座椅子ということは、床に直置きである。
床面積を非常に圧迫するし、床掃除の際に移動させるのが面倒だ。
足置き的な部分を手前に引き出せば、そこをテーブルみたいにして座椅子で作業できるからと言って、デスク類を綺麗さっぱり手放せるほど十分な作業ができるわけではない。

ノートPCを広げれば埋まってしまうようなテーブルだ。
それに、テーブルや背もたれの角度を色々と調節してみても、どうしてもノートPCの画面と顔の位置が遠くなって、作業しようとすると変な姿勢になってしまう。
「座椅子に座って楽な姿勢で作業」とはいかなかった。
それと、座り心地が良かったのも問題だった。
いや、座椅子としての機能としては素晴らしいことなのだけれど、ついつい目を閉じてそのまま眠ってしまう。
結局は「ゲーミング」であるということ。
ゲームは楽しいものなので「寝る間も惜しんで」やることができる。
しかし作業は楽しいものではない。
ついつい作業の手を止めて、座椅子に体を預けて目を閉じてしまう。
そして座椅子の座り心地の良さのおかげで、そのまま眠ってしまう。
かといって、長時間寝ていられるほどのものではない。
寝るならちゃんとマットレスを広げて寝た方が睡眠効率は高い。
なのに座椅子で長時間寝てしまって、睡眠時間の割に体の調子は良くない、というような日もあった。
というのが、デスク周りの環境を整える前の話である。

 結局、作業を効率的に、なおかつできるだけ体に負担をかけず楽に行うには「デスク」というものを整えていく方が良いということか。
そりゃあ、座椅子の方が楽に作業ができて効率化も図れるなら、とっくに色々な人がそれをアピールしているだろう。
それがないということは、つまりそうじゃないということ。
まあその考えを先行させ過ぎると自分からより良いアイデアを生み出せなくなるから、こうして「実際に試してやっぱり違うかった」という経験ができたのは良しということで。
少なくとも、今後「座椅子の方がいいかな……?」と悩み考えることは無くなったのだから。
断っておくけれど、ゲーミング座椅子としてはおそらく素晴らしい製品だと思う。
(ゲームに使っていないから断定はできないけれど……)