ビルドンブング

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チョコザップのワークスペースが程よい

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CMでチョコザップにカラオケ設備が導入されるというのを見て、どことなく「迷走しているなぁ……」と感じる。
運動以外のコンテンツも提供することで会員を増やそうという目論見なのだろうとは思うが、そういうのをきっかけて入った人が「せっかくだからジョギングまではいかなくともウォーキングくらいしようかな」なんてされたらますますマシンが埋まって使えなくなってしまうのでは、と危惧する。

 さて、カラオケ以外にもエステやホワイトニングなど、すでに運動と関係ない設備も導入されているチョコザップなのだが、実はその中に「ワークスペース」というのもある。
テーブルと椅子、そして電源がある席を使えるというだけの設備である。
店舗によるのかもしれないが、かなり簡易な代物だ。

家の近所にある店舗にはないのだけれど、少し遠出をして、最近はチョコザップのワークスペースを利用している。
ちょっとしたタスクをこなすのにちょうど良いからだ。
その理由は、予約制であることと時間制限があること。
ワークスペースを利用するには、決められた枠を事前に予約しなければならない。

事前に「この時間にワークスペースで作業しよう」と決めて予約しておくことで、実行力が増すように思う。
もちろん自分で好きに予約キャンセルもできるけれど、漠然と「この時間に家で作業しよう」というのよりは多少の義務感も生じてやる気になる。
また、この枠は1日に2つまでしか取れない。
1枠20分で間に10分の余白がある。
なので連続した2枠を取ると、50分間使えるというわけだ。
だから「これをやろう」と決めたらその50分でやらなければならない。
タイムリミットが自動的に設定されるので、ダラダラとしてられない。
そもそもわざわざ家から少し遠いチョコザップまで作業をしにきたのだから、ダラダラするのなんて勿体無いという心理もある。
これらの要素が絡み合って、結果的に自宅や図書館、カフェなどで作業するよりも捗るのである。
この50分で「毎日これだけは確実にしておきたい」というタスク、例えば明日の予定を立てたり、1日の振り返りをして反省点や改善点を洗い出したりをするとちょうど良いかもしれない。
それに、1日1回の30分程度のジョギングでしか利用していなかったチョコザップに他の用途も生まれたことで、相対的に月額に対して得られるものが増えたことにもなる。
冒頭で述べた通りあれこれ設備が増えるのは迷走してる感が拭えないけれど、使えるものは使っていきたいものだ。
それも手札である。