何を重視するかだ。
お金を使いたくないのなら、日中は図書館で時間を潰して質素な食生活をすればいい。
まあ、そういう時期もあった。
しかし丸一日図書館に籠っていたところで、つまり8時間ほどだけれど、ぶっ通しで作業をできるわけではなく、せいぜい3時間ほどで残りの5時間は効率が良いとは言えない。
昼頃に一旦帰宅して仮眠をとってから改めて図書館に行くとか、そもそも図書館ではなくカフェに行って作業するとか、そういう工夫が必要になる。
しかしそうすると余分にお金がかかる。
家で仮眠するにしても快適な環境でないと意味がないから、季節によってはエアコンが必要だろう。
電気代が増す。
カフェなんかで作業するなら何かしらの注文が必要で、お金がかかる。
とはいえそれらは「作業を効率的に行いたい」とか「無駄な時間を過ごしたくない」とか、そういう節約とは別ベクトルの目的を果たすための行為だ。
お金を使いたくないのであれば別に時間を有意義に使う必要はなくて、何かをするためにお金がかかるのなら、お金をかけずに何もしないことの方が優れた過ごし方となる。
私は節約も作業効率かも、どちらにも興味がある。
数年前までは節約の方が優先度が高かった。
夜の気温が氷点下なのに頑なに暖房を使わず、湯たんぽでどうにか乗り切ろうとしたり。
今はまあ、健康的な生活と有意義な時間の使い方を優先している。
きっかけは朝のマクドナルドでの作業だろうか。
今まで食欲や二度寝の欲求に負けてしまいがちで、せっかく早起きしても充実させるのが難しかった朝の時間が、なんとマクドナルドへ行くだけで充実するのだ。
家でもやれる作業ばかりだが、家でするより捗るし集中できる。
そりゃあ、他に誘惑がないし、マクドナルドで横になって二度寝するなんてこともできないし。
(している人もいるけれど私はソファ席を避けて座っているから横になれる席ではない)
そう、ある程度お金を使えば、時間を有意義に使うことができるのだ。
もちろん使い方を間違えれば時間もお金も無駄にしてしまうこともあるけれど。
もしも主目的が節約ではないのなら、お金を使うことも選択肢に入れて考えてみても良い、と思えるようになった。