神戸高速線が邪魔なのです。
大阪及び関西に住んでいない人からしたら馴染みのない話だけれど、そもそも誰にでも馴染むことを普段から書いているわけでもないし。
「阪神阪急ホールディングス」と「山陽電鉄」の株を保有していて、それぞれの株主優待で乗車券がもらえるのだ。
これを組み合わせれば大阪から阪神電車で西へ行き、途中から山陽電鉄に切り替わるが、そこからも優待の乗車券を使えるから、実質阪神経由で山陽の全駅まで優待だけで行けるのである。
とはいかないのだ。
阪神と山陽の間に「神戸高速線」がある。
(画像引用:時刻表・駅案内|神戸高速鉄道株式会社)
神戸高速線の範囲は元町〜西代である。
この区間だけはどう足掻いても実費となる。
まあ150円くらいなのでどうでもよくて面倒なのは乗り継ぎである。
元町あるいは西代でいったん降りて、乗り継ぎ精算をして改札を出てから改めて入り直すようなことが必要だ。
もしかしたら優待の乗車券と、高速神戸線の切符の3枚を重ねたら行けるのかもしれないが、山陽の改札に「切符は2枚まで重ねて入れられます」というような注意書きがあったので3枚は難しいと思う。
改札に駅員さんがいれば直接対応してくれるかもしれないが、私が降りる駅は田舎で基本的に休日は駅員さんがいない。
もしも「切符3枚見せれば改札抜けれるだろう」と決め込んで駅に行って、対応してくれる人がいなくてどうしようもなくなったら一旦乗り直して戻らないといけないので手間だ。
まあ、乗換や利便性、寄り道の楽しさなんかも考えれば、元町で一旦改札を出るのが良いだろう。
大阪から西に行く時は、そのまま阪神の乗車券だけで出られるので、高速神戸線の元町〜西代の分の切符を買って改札に入る。
それで山陽の駅でその切符と山陽の乗車券を重ねて入れて改札を出る。
これはすでに実際にやってみて、高速神戸線の切符と山陽電鉄の優待乗車券の2枚入れで改札を通れることは確かめている。
帰りは行きの時に帰りの分の高速神戸線の切符を買っておくか、元町で乗り継ぎ精算機に山陽の優待乗車券を入れて、高速神戸線の分だけの代金を払うかだ。
なんにせよ、阪神から直接山陽の駅まで優待券だけで一気に(改札を出入りすることなく)行くことは出来なさそうである。
まあ、自分で考えて実際に試してみただけだけれど。
ネットで探してもなかなか情報がなくて。
もしも優待で改札の出入りなしで阪神から山陽に行ける方法をご存知の方がいたら教えて欲しい。