知人が最新のiPhoneに買い換えていた。
最新ということは、常時点灯ディスプレイとなっていて、待ち受け画面が常に表示されている。
時間確認がすぐにできるし、待ち受けに表示する情報をカスタマイズすることで、iPhoneに触れることなく、見るだけでいいという優れものだ。
ただ、優れものではあるのだが、そのためだけに買い換えるというほどの素晴らしさを見いだせていないことは事実で、だから私もそのために買い換えようとは思っていない。
その知人も、別に常時点灯ディスプレイが目的で買い換えたわけではないらしく「この常時点灯をオフにする方法はないか」と聞かれたので、設定の方法を教えてあげた。
たぶん、実際に手に入れてみると、そこまで常時点灯にメリットを感じないのだろう。
人によってはバッテリー消費が早まるような気がして、オフにしたがるかもしれない。
実際、バッテリー節約のために使わないときは画面の明るさを最低にしている人もいる。
（本当のところ常時点灯のオンオフによってどれくらいバッテリー持ちが変わるのかはわからない）
「これなら使いたい」と思えるような常時点灯のメリットはないかと考えてみると、個人的にiPhoneではなくiPadで導入されたら面白いなと思った。
メモ系のアプリを常に表示させておけるようにしたいものだ。
紙に書いたメモなら、その紙を置いておけば一目見るだけで書かれている内容を再確認できる。
追記したいときも、そこにサッとペンで書き込めば良い。
ペンスタンドで常にボールペンをスタンバイさせている私のデスクなら一瞬だ。
それがiPadになるとどうだろうか。
確かにApplePencilでiPadをメモやノートのように使える。
しかし書いたものを見返そうと思ったら、iPadのロックを解除して、場合によってはそのアプリを立ち上げて大賞のメモを開くところまでしないといけない。
ちょろちょろっと追記したいだけの時でもそれは同じだ。
となると、結局デスクの上に紙を置いておいて、それを見ながら作業したり適宜追記する方が早いし楽なのだ。
例えばiPadやiPhoneにクイックメモが導入されているが、それにしたってデスクの上にインスタントメモ用の付箋を貼り付けておけば同じことができるし、ずっと早い。
というわけで、色々デジタル化しようとしていた時期もあった私だが、結局はアナログな紙とペンが元もスピーディだという結論になっている。
その差を埋める一要素として、常時点灯には可能性があると思う。
ちなみに、私は能動的な情報収集しかしていないので、受動的に、例えばニュースアプリなんかからレコメンドされたニュースを読んだりしないので、ハッキリ言って最先端の情報に疎い。
もしかしたら、常時点灯のiPadは具体的に発売の見通しが立っていたりするのだろうか。
それでもまあ、私は紙とペン派だから、やっぱりそのためだけに買い換えようとは思わないだろうけれど……
