HDMIケーブルが余っている。
理由は明快、部屋の模様替えをする度に、その配置に合わせた長さのケーブルを買っているからだ。
結果、長いのから短いのまで、色々と余っている。
しかし、何メートルのHDMIケーブルが何本余っているかまでは、管理できていない。
モヤモヤする。
煩雑だ、もっとスッキリさせたい。
と思っていたが、どうにもできずにいた。
HDMI中継アダプタを使うという発想に至るまでは――
様々な長さに対応できる
HDMI中継アダプタは、その名前からわかる通り、2本のHDMIケーブルを繋ぐ、メスメスアダプタだ。
例えば1mのHDMIケーブルを2本繋いで2mにする、といった使い方をする。
他にも、Fire TV Stickを延長したいとき、別途HDMI延長ケーブルを買わなくても
HDMIケーブル→HDMI中継アダプタ→Fire TV Stick
と繋いで擬似的に延長する使い方もできる。
つまり、延長ケーブルよりも中継アダプタの方が用途が多いというわけである。
正直、延長ケーブルを買うならHDMIケーブルと中継アダプタをセットで買った方が、後々他の使い方もできて無駄になりにくいだろう。
買うケーブルの長さを限定できる
一般家庭で使うHDMIケーブルの必要長さは長くてもせいぜい3mだろう。
1.5mを2本繋げば良い。
もしも模様替えをして3mも必要なくなれば、中継アダプタを使わずに1.5mのケーブルとして使えば無駄にならない。
1.5mだと長すぎるって?
じゃあ0.5mを使おう。
それだと足りない?
なら0.5mを中継アダプタで繋いで1mにすればいい。
0.5mと1.5mを中継すれば2mにもなる。
というわけで、0.5mと1.5mをそのまま使うか組み合わせることで
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0.5m(0.5mをそのまま使う)
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1.0m(0.5mを2本繋ぐ)
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1.5m(1.5mをそのまま使う)
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2.0m(0.5mと1.5mを繋ぐ)
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3.0m(1.5mを2本繋ぐ)
という、一般的なHDMIケーブルの長さバリエーションを概ね網羅することができるのだ。
つまり、購入するHDMIケーブルは0.5mと1.5mのどちらかだけで良い。
あとは中継アダプタを使って調整する。
模様替えをして必要なケーブルの長さが変わったら、組み合わせを変えれば良いだけなので、追加でHDMIケーブルを買う必要は無い。
足りなければ0.5mか1.5mを買い足そう。
保管しやすい
買うケーブルを0.5mか1.5mの2種類に限定することで、使っていないケーブルの管理がしやすくなる。
何メートルのが何本あって、何メートルのが何本あって――
といちいち管理するのが面倒だが、2種類だけなら割と楽だろう。
0.5mと1.5mだとパッと見ただけでも違いがわかるので、いちいち伸ばして長さを確かめなくてもわかるのも嬉しい。
また、保管が楽なのはケーブルに限った話ではない。
色々な長さのケーブルを管理するよりも、中継アダプタをいくつか持っておく方が、収納に必要なスペースも少なくて済む。
100均で売っているような小箱を適当に買ってきて、HDMIケースにしてしまえば良いだろう。
終わりに
もっと早く中継アダプタを使う方法に気づいていれば、今まで無駄にあれこれと様々な長さのHDMIケーブルを買わずに済んだのだが……
まあ、仕方が無い。
今後はしっかりと0.5mか1.5mのケーブルだけで配線するようにしていきたい。
なお、中継アダプタは品質によって、映像が途切れたりするなど不具合もある。
そりゃあ、ケーブル1本で繋ぐより、2本を中継して1本にして繋ぐ方が、トラブルになりそうな要因は増える。
なので、買うならしっかりとしたものを買おう。
HDMIケーブルは、記事中で商品リンクを張っていた、エレコムのハイスピードケーブルがオススメだ。
特にスリムタイプは配線がスッキリするし、保管の際も幅をとらない。
そして中継アダプタは、私はUGREENのものを使っている。
USBハブなどでお世話になっているメーカーだ。
個人的にかなり信頼しているし、UGREENのアイテムは色々と使わせてもらっている。
以上、中継アダプタ活用配線術、是非お試しあれ。