1年持たなかったか……
結構衝動的に購入した楽器のキーボードの話である。
記事タイトルの通り、売ってしまった。
捨てなかっただけマシである。
どうしてそうなったのか、脳の思考メモリに余裕があれば想像してみて欲しい。
きっと想像したとおりの理由だ。
念のため答え合わせのための詳細を記載しておこう。
練習する時間がない
購入したばかりの頃は、楽しくて毎日触っていた。
しかし、その時期はたまたま仕事も忙しくない頃だったし、電撃大賞に小説を応募した直後だったので、他のことをする余裕があったのだ。
しかし時間とともにそんな余裕はなくなる。
いや、余裕はあったのだが、その余裕をキーボードの練習に使える状態ではなくなったと言った方が正しいだろうか。
結局、購入から2ヶ月ほどした時点でキーボードを触ることはほとんどなくなった。
三日坊主とまではいかないが、結局やめてしまったら三日坊主と何も変わらない。
継続は力なり、という言葉からもわかるように、継続しなければ力は付かないのだ。
収納に場所をとる
触ることがなくなったとなると出しっぱなしにしておくのも邪魔だから、キーボードを仕舞ってしまう。
しかし一口に仕舞うといっても、それなりの大きさのものだ。
幸い、ミニマリストを目指していたおかげでクローゼットにスペースがあったのでそこに入れることはできた。
しかし存在感はなかなかで、クローゼットを空ける度にキーボードケースを目にしては「ああ……」ともの悲しい気持ちになっていたのだ。
時間ができたら買い直せばいい
もともと、キャンペーンで安く買えるから買ったキーボードである。
「キーボードを買おう!」と決めてあれこれ吟味して買ったものでもない。
もしも本気でキーボードを弾けるようになりたい、練習したいと思ったら、きっともっと別のキーボードを買うべきだし、ちゃんと自分の用途に合ったものを選ぶだろう。
だから今後キーボードを触るにしても触らないにしても、手放してしまって問題なかったのだと考えることができる。
現時点で、クローゼットにたたずむキーボードを見る度に申し訳ないような気持ちになっていたので、それを解消する方が優先だったのだ。
終わりに
キーボードについては、そこそこの大きさがあるし、フリマアプリで売っても送料で結構持って行かれるので、歩いて行ける範囲の楽器屋さんに持ち込んで買い取ってもらった。
ここで始めて背負えるケースを買ったことが活躍するという……。
査定の結果、ケース込みで5,000円だった。
購入の際はキャンペーンや株主優待を併用して、実費は5,000円ほどだったと記憶しているのでトントン、と見せかけて、ケースは別で購入しているので損失の方が大きい。
とはいえ、買った値段がそのまま帰ってくることなんて端から期待していないので、これで結構だ。
むしろ予想より高く買い取ってもらえたくらいである。
これからは衝動的に趣味を増やすような真似はせず、実生活の中でその趣味に時間を割けるかどうか、割いたところで継続できるかどうかをじっくり考えてから始めるようにしたい。