設定した2つの時間を交互に、かつ自動的に知らせてくれるインターバルタイマーで作業効率は確実に上がる。
ポモドーロテクニックである。
プライベートな作業はこれでうまくいくのだが、仕事がなかなかうまくいかない。
急な仕事を振られたり、取引相手からの電話で全く別の作業に切り替えなければいけなかったり、最初から最後まで自分で計画した通りに進められる日が少ないからだ。
だからインターバルタイマーを会社で使っていたが、たいてい午前中でインターバル通りにいかない事態になる。
なのでもっと会社で使えて効率化も目指せるタイマーはないだろうかと探していたら、良い感じのタイマーを見つけた。
このバイブレーションタイマーが優れている点と、会社での使用に向いていると感じた理由を紹介しよう。
バイブが優しい
以前に紹介したHONMAXのインターバルタイマーは、バイブが強いという問題を抱えていた。
ポケットに入れていても周囲に聞こえるくらい震える。
それに比べるとバイブレーションタイマーはおとなしい。
おとなしいとは言ってもHONMAXインターバルタイマーより控えめというだけで、上着のポケットに入れていると気づかないような弱さでもない。
自分だけが気づける、ほどよいバイブ強さである。
もう少し弱かったり、光だけで知らせてくれる機能があれば、ポケットに入れずとも机の上に置いて使えたのだが……
だが、バイブは自分でストップを押さなければ1分間続く仕様なので、一旦作業を止めて「タイマーのボタンを押す」という区切りを発生させられるのが高ポイント。
ここは残り時間が見えないデメリットを許容した上で、ポケットに入れて運用している。
休憩の時間を決めない
インターバルタイマーの会社での使用を断念した理由は振動の大きさだけではない。
ポモドーロテクニックを使って、例えば25分作業して5分休憩とか決めたとして、じゃあ5分の休憩で何ができるだろうか。
会社という場所にいると、なかなか難しい。
急に立ち上がって、広いスペースでラジオ体操を一人で始めるわけにもいかないし……。
ピッタリ何分と休憩時間を決めても、なかなかうまく使えず、時間が足りないか余るかのどちらかになる。
しかしインターバルタイマーを使っていたら、時間が足りなくても次のタイマーは始まるし、時間が余っても休憩時間は続く。
だから休憩時間を決めない方が動きやすい。
25分のタイマーだけを用意して、25分経ったらトイレに行くなり、非常階段を降りるなり、適当に立って体を動かしてくる。
そうして簡単な気分転換をして席に戻ったら、また25分のタイマーをスタートさせる。
休憩時間はそれくらい曖昧で良いだろう。
終わりに
休憩時間を明確に何分と決めないのは良いのだが、その時間でスマホを触ってしまっては意味がないと思う。
スマホは何分でも何時間でも時間を潰せるツールだ。
もしも会社でポモドーロテクニックなどでうまく時間管理をしたいなら、スマホを触るべきではない。
私は会社にもスマホロックケースを1つ常備している。
昼休みと提示になってからのタイミングに解錠されるよう時間設定をして、スマホを触れないように閉じ込めているのだ。
このロックケースとタイマーがあれば、少なくともそれまでよりは効率的に仕事をこなせるようになるだろう。