ビルドンブング

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ひろがるスカイ!プリキュアはヒーローというテーマとどう向き合うのか

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せっかく動画を作ったからブログの記事にもしようと思ったのがきっかけで、プリキュア関連の記事が続いてばかりで申し訳ない。
と言っておいて、たぶん明日もそうなる
なぜなら新シリーズの<ひろがるスカイ!プリキュア>が明日から始まるからだ。
例によって例の如く動画版もあるので、音声で聴きたい場合はこちらを。
 
さて、今年のテーマは『ヒーロー』となっている。
このテーマを聞いたとき、疑問に思わなかっただろうか。
ヒーローというと、世界を守るために戦う義務がある。
世のため人のため、平和のために、傷つきながらも戦い続ける。
そう、傷ついてでも戦うのが義務だ。

(使用画像引用元:仮面ライダービルド<第49話>)

これは近年のプリキュアでは避けられていたことではないだろうか。
最近のプリキュアは義務感や自己犠牲を感じさせないように作られている。
具体的には魔法使いプリキュアからだ。
まほプリより前はプリキュアとして戦うことが義務であり、そのために自分を犠牲にすることがしばしばあった。
 
ダンスとプリキュアを両立しようとして疲労で倒れたり。

(使用画像引用元:フレッシュプリキュア!<第20話>)

 
決死の覚悟で妖精を助けに行く決断をしたり(スマイルプリキュア!<第22話>)。
 
夢が叶うチャンスを捨てて戦いに戻ってきたり。

(使用画像引用元:Go!プリンセスプリキュア<第42話>)

 
さて、このような自己犠牲を良しとするような見せ方はいかがなものかと……
自分を犠牲にしてでも誰かを助けるために戦う姿よりも、自分が大切なものを守るために自ら望んで戦う姿を強調するようになった。
プリキュアとして戦うことを義務ではなく手段として見せるようになった。
しかし続く番組を見ればわかるように、ヒーローなら戦うことは義務である。
ヒーローであれば、自分のためではなく人のために。
自分はどうなってもいいから誰かのために戦う。
決して見返りを求めず、人のために、世界のために尽くす。
さてさて、ヒーローをテーマにした以上、そういった側面を描いてくれるだろう——
という期待をしているのだ。
 
テーマに対する負の側面や、良いことばかりではないこと。
それをしっかりと描いてくれるのがプリキュアだと信じている。
そして、そんなプリキュアだから好きでいられる。
 
恋愛をテーマにすれば主人公に失恋させるし、

(使用画像引用元:ハピネスチャージプリキュア!<第44話>)

 
子育てをテーマにすれば出産の苦しみも見せるし、

(使用画像引用元:HUGっと!プリキュア<第49話>)

 
手当てをテーマにすれば敵は助けなくていいのかと主人公に悩ませるし(ヒーリングっど♥プリキュア!<第41話>)
 
ではヒーローをテーマにすれば……?

(使用画像引用元:ひろがるスカイ!プリキュア<新番組予告>)

 
自分が傷ついてでも誰かを助ける。
そういうヒーローの負の側面に主人公をどう向き合わせて、どんな答えを出させるのか。
それが今から楽しみだ。
果たして、プリキュアとしてヒーローの義務といかに向き合うのか
プリキュアらしい見せ方を期待している。
あるいは今まで通り、自分が大切なものを守るための手段として戦うのかもしれないけれど……

(使用画像引用元:ひろがるスカイ!プリキュア<新番組予告>)