先日、Macとスピーカーを直接繋いだ方が便利という記事を書いた。
そのデメリットとして、スピーカーがMac専用となってしまう点がある。
そこをどうにか解決できる方法を探した結果、オーディオミキサーを使うことにした。
3つの入力をミックス
オーディオミキサーという名前の通り、複数のオーディオをミックスできる製品だ。
一般的にオーディオミキサーというと配信や楽器に使うもので、やたらと高機能で色々と調整できる製品が多いが、そういったものは価格が高いし、私の目的には多機能すぎる。
しかしMaker hartの「Just Mixer S」はとてもシンプルで、ただただ1つのスピーカーからいくつかの音を同時に出力したいというだけなら必要十分だ。
本体上部に3つのオーディオ入力端子がついているので、そこにPCなどを繋ぐ。
その際、両端がオスのオーディオケーブルが必要になる。
「Just Mixer S」には1本しか入っていないので、買い足す必要があるだろう。
そして下部の端子と出力先とオーディオケーブルで繋ぐ。
そうして最大で3つの入力を1つの機器で同時に出力できるようになるわけだ。
そして音量は見ての通り入力機器ごとにダイヤルでボリューム調整できる。
最終的にバランスを整えれば、後は一番右の「MASTER」のダイヤルを回すだけで全体のボリュームをコントロールできる。
出力も2つ
3つの機器から入力できる「Just Mixer S」だが、出力端子も2つついている。
スピーカー用とヘッドホン用だ。
つまり、3つの機器からの音声を同時に流しつつ、その音をスピーカーとヘッドホンから同時に流せるというわけである。
日中はスピーカ、夜中はヘッドホンと使い分けているが、都度ケーブルを抜き差ししなくてもいい。
ただし、出力別のボリュームコントロールはできないので、スピーカーからの音に重なって薄らとヘッドホンからも音が聞こえるし、逆にヘッドホンをしていてもスピーカーっからの音は出ているので騒音対策なら別途スピーカーの音量を下げるか、接続を切らないといけない。
そこは、以前使っていたシンプルなボリュームコントローラーをスピーカーと「Just Mixer S」の間に挟むことで、気軽にスピーカーの音量だけを上げ下げできるようにしておけば良いだろう。
磁石を貼り付けて手元に固定
そのままでも裏面に4つの滑り止めが付いているので机に平置きしても問題ないのだが、上下からオーディオケーブルが伸びる本機を机の上に置くと見栄えがあまりよろしくない。
なので100均の薄い磁石を購入。
そして「Just Mixer S」の裏面に金属のミニプレートを貼り付け。
電池蓋に貼り付けることで、もしもやっぱり平置きしたくなったとき、電池蓋を外せばいいようにした。
ちなみに好みにプレートはケーブルホルダーに付属していた物だ。
後はキーボードトレイのクランプ部分が金属なので、間に磁石を挟むようにして「Just Mixer S」をピタッと設置。
これで手元で簡単にボリュームをコントロールできるようになった。
ちなみにオーディオケーブルは片方がL字になっているものを使うことで、ケーブルを奥に逃がせるようにした。
終わりに
これでPCにはスピーカーを直接繋いでいると認識させつつ、1つのスピーカーからMacとWindowsという複数のPCの音を出せるようになった。
また、切り替えではなく同時出力なので、どちらかのPCで動画や音楽を流しつつ、もう一方のPCで動画編集のような音を使う作業をするというようなこともできるようになった。
結果的にPCとスピーカーを直接繋ぐことによるデメリットは消失し、さらに同時出力や手元でのボリュームコントロールもできるようになったので、ただただ環境が便利になった。