iPhoneのMagSafeアクセサリをMagSafe未対応のiPhoneやAndroidスマホで使いたい。
という需要に応えるため、MagSafe化できるシールが売っている。
私が購入したのは結構しっかりしたシールで、円形部分だけでなく下の小さな楕円部分のシールも付いているのが好印象だった。
このシールを先日購入した「Xperia 10 Ⅲ Lite」に貼り付けたのだが、失敗した。
シール自体に問題はなかったのだが「」をはじめとする、いくつかのAndroidスマホに搭載された仕様を知らなかったのが原因だ。
ちなみにiPhoneユーザーの私がサブ端末として「Xperia 10 Ⅲ Lite」を購入した経緯はこちら。
カバーにシールを貼り付け
まずは何も知らなかった私は普通に「Xperia 10 Ⅲ Lite」のカバーにシールを貼ることにした。
シールの付属品はこんな感じ。
シールの位置を決めるためのメモリ付きシールが付いている。
しかしこのシールは２つ折りになって入っていたため、折り目が浮いて調整しにくい。
事前に本に挟むなどして平らにしておくと良いだろう。
さて、MagSafeシールを貼るなら中心に貼るのが普通の考えだろう。
特にスマホの裏面にロゴや機種名などが記載されていたら、それを囲むように貼りたくなるのが心情だ。
というわけで位置決めシールでロックオン。
そして空いている部分にMagSafeシールをペタッと。
満足のいく位置に貼ることができた。
バッチリMagSafe対応に
さっそくスマホリングを装着してみる。
スタンドさせてみても安定している。
もちろんリングだけを掴んでスマホを持ち上げてみても落ちることはなかった。
まった、MagSafeアクセサリーを外そうとして引張っても、ちゃんとMagSafeアクセサリーだけが外れて、シールが剥がれることはなかった。
さすが、約1,000円のシールである。
「Xperia 10 Ⅲ Lite」はワイヤレス充電に未対応なので、このようにスマホリングやスタンドなどの装着くらいでしか役に立たないが、ワイヤレス充電対応機種ならMagSafe対応モバイルバッテリーも使えてより便利になるだろう。
まあ、ワイヤレス充電に未対応でも、メイン端末のiPhoneとスマホリングなどを共有して付け替えられるだけで上々だ。
スマホの画面が消える
さてさて、ここまできて問題が発生する。
「Xperia 10 Ⅲ Lite」が操作できなくなった。
画面が暗いまま、どんなボタンを押しても反応しないのだ。
何かシステムのエラーかと思って再起動させてみるも変わらず。
何が原因かわからなかったのだが、MagSafeアクセサリを外したら回復した。
もしかしてと思って調べてみると、原因がわかった。
磁気センサーが搭載されていて、そこに磁石を近づけると強制的にスリープモードになるらしい。
これは手帳タイプのカバーを使ったとき、手帳を閉じたときに自動的に画面をオフにするために搭載されているらしい。
機種によってセンサーの位置が違うらしいのだが「Xperia 10 Ⅲ Lite」はカメラの少し下にあるそうだ。
試しにその部分に磁石を近づけてみると、確かに画面が消えて操作を受け付けなくなった。
とうことは、MagSafeアクセサリーをつけれるが、つけていると全く操作できないということである。
これでは意味がない。
せっかく貼り付けたシールを剥がした。
丈夫でしっかりしたシールだけに貼り直しなどできるわけもなく。
カバーにシール跡が残らなかったことだけが唯一の幸いだ。
剥がしてみてわかったが、シールの中には小さな金属板が円形に配置されていた。
こんなにしっかりした金属が入っているのなら、しっかりと磁石が張り付くし、丈夫なのも納得である。
剥がすのにも苦労したから、粘着力もかなりのものだ。
やはり、MagSafeシールそのものはかなり良い製品である。
終わりに
同じMagSafeシールをもう１つ注文した。
今度はもっと下部に貼り付ける予定だ。
ちゃんとMagSafeアクセサリーを近づけてみて、自動画面オフが反応しないことも確かめた。
もっとちゃんと調べておけば１回で済んだのに……
と思いつつも、まさか磁石を検知して画面オフ＆操作不可になる機能が搭載されているAndroid端末があるなんて考えもしなかったので、これは避けられない失敗だったのかな、とも思う。
この記事を読んでいただけた方は、ざっくりとそういうAndroidスマホがある、ということだけ覚えて帰ってもらえればと思う。
そしていつかAndroidスマホにMagSafeシールを貼る機会があったら、思い出して事前確認をして、失敗を回避してくれれば幸いだ。
