Nreal Airを買ったらやりたかったことの1つが、布団の中で横になって動画を見ることだった。
実際にやってみて、理想に近い体験はできたのだが、メガネ型ディスプレイの欠点を見ることにもなってしまった。
最高のベッドモニター
元々は、部屋干し用物干しのポールからアームを伸ばして、iPadで動画を見たり電子書籍を読みたいというのがきっかけだった。
しかし枕に頭を載せた状態で楽にiPadの画面が見れるようにすると、結構なアームの長さが必要で、そうするとiPad miniの重さで少しずつアームが垂れ下がってくるという残念な結果になった。
メガネ型ディスプレイならそんな心配はない。
枕の近くにアームを設置するポールなどがなくてもメガネを装着して仰向けになるだけで目の前に画面が現れる。
また、メガネなので顔を動かしても画面がついてくる。
首の向きを変えても常に画面が見えるから、長時間ずっと仰向けでいる必要がないから楽なのだ。
ただし、楽なのは姿勢の話である。
3時間使うと目がかすむ
メガネ型ディスプレイで横になったまま動画を見れるのが嬉しくて、3時間ほどNreal Airで動画を見ていた。
動画を見ている間は何の問題はなかったのだが、動画を見終えてNreal Airを外してからが大問題だった。
目がかすむのである。
しかも今までに体験したことがないほどに。
パソコンで作業しようとすると、いつもは普通に見えているテキストが2つに見える。
外出すると、エレベーターのランプが2つ光っているように見える。
近づくとランプは1つだった。
少し遠くの信号の緑色のランプが2つに見える。
本当に、数時間ほど目が尋常でないほどかすんでいたのだ。
やはり、メガネ型ディスプレイが目に与える負担は大きいようだ。
遠くに大きめの画面があるように感じるだけで、実際は目の間近に小さな画面があるのだから。
終わりに
結論としては、小一時間の動画を見るくらいなら問題ないが、長時間の使用は避けた方が良い、という感じ。
以前に電車で使用した際も1時間ほどだった。
ただ、この電車でしようしたときは間に乗り換えという休憩を挟んで、合計なら2時間以上しようしていたので、適度に休憩を挟めば目への負担は軽減されるのだろう。
スマホと同じである。
そう考えると、部屋を暗くして使っていたのも原因かもしれない。
何せこれだ。
見ただけで目に悪そうである……
まあ、寝る前にアニメやドラマを1話だけみるとか、そういった使い道が妥当なとこだろうと思った。