日頃の食事制限がやや厳しくて窮屈というのもあるが、たまに馬鹿みたいに食べ過ぎてしまうことがある。
しかしその原因が単なる食事制限によるものだけかというと、過去の事例からしてそんなことはないように思う。
諸悪の根源はYouTubeなのでは……
どうにも、オンライン環境で食事をすると、ついつい食べ過ぎてしまう傾向にあるようだ。
目的が食事でなくなってる?
最近はYouTubeなどの動画を見ながら食事をする、という人も多いのではないだろうか。
私も、ネットに繋がる状態で食事をすると、ついついYouTubeを開いてしまう。
しかしYouTubeの何がいけないって、関連動画が次々と無限に出てくることだ。
動画を見ているつもりでも、横目で次に見る動画を探しているだろう?
食事のついでに見ていたはずの動画が、いつの間にか動画を見るついでの食事になっているのである。
食事中に暇な目と耳を動画で紛らわせていたと思ったら、動画視聴中に暇な手と口を食事で紛らわせている。
目的が食事から動画視聴にすり替わっているのだ。
単にすり替わっただけなら別に無視していいのだが、どうもこれは良くない習慣な気がする。
動画を見ると食事したくなる
習慣というのは恐ろしいもので、YouTubeを見ながら食事していると、YouTubeを見ると何か食べたくなるのだ。
まあこれは私が食事以外のタイミングでYouTubeを見ることがないから、極端な習慣かもしれないが。
YouTubeの登録チャンネルに新着動画があると無意識に「何を食べながらこれを見ようか」と考えている自分がいるのである。
食事制限しようと意気込んでいたのに、新着動画が上がっただけでその意気込みは薄れ、食事に流されてしまうわけだ。
再生時間が一定じゃない
ここまでの説明は、何もYouTubeだけに限らず、別にオフラインで動画を見ていても同じでは?
と思われるかもしれない。
しかし、オフラインで見れる動画というのは、自分で事前に準備した動画だけだ。
その動画がどれくらいの再生時間か解っている。
「この動画を見ながら食事をしよう」と決めて、動画が終わるとスパッと食事も終われるのだ。
しかしYouTubeにはまだ見ぬ面白そうなコンテンツが無限にあって、それぞれの再生時間もバラバラ。
食事の途中で動画の方が先に終わることもある。
そうすると自然に他の動画を再生し始める。
今度はその動画の途中で食事が終わる。
残りの再生時間を見て、これだけ時間があればまだ何か食べれるな、と考える。
そして追加で何かを食べていると、その途中で動画が終わる。
すると次の動画を再生し始める。
今度はその動画の途中で食べ終わる。
まだ何か食べる時間があるな——
そんなループに簡単に陥ってしまうのだ。
終わりに
例えば小分けされたミックスナッツ。
普通に食べれば1食1袋で抑えられるのだが、動画を見ながら食べ始めるともうダメだ。
いかんせんすぐに食べられる気軽さがあるので、動画が終わるより先に食べ終わると、ついつい2袋目に手が伸びてしまう。
そして3袋目、4袋目——
というのは言い過ぎかもしれないが、目を閉じて静かな空間で食べていると、なぜか1袋で満足して食べ終われるのだ。
やはり、メインの目的が食事ではなく動画視聴になって、食事がそのオマケになってしまうからだろうか。
原因や理屈は置いておいて、食べ過ぎを防止したいならオフライン環境での食事を推奨する。