この文章は布団の中で横になったまま書いていたものをである。
以前にiPhoneだけで横になったまま文章を書いてみた、という記事をアップしたが、今回はiPadを使って書いている。
そしてフリック入力ではなく、キーボードや音声入力を駆使して、iPadに触ることなく書いているのだ。
果たして寝たままの姿勢で、どこまで効率的に文章を作成することができるのか。
そのために必要なものと、試してみて感じたことを簡単にまとめておこう。
必要条件
まずは寝たままの姿勢でタブレットで文章を書くためのアイテムや必要なスキルを確認。
タブレットアーム
横になった状態でタブレットの画面を見ることができるように、アームは必須だ。
私はポールに取り付けられるタイプのアームを使っている。
このアームをキャスター付きのラックのポール部分に装着。
そうすることで、アームの微調整をしなくてもラックを動かすことでちょうど良い位置にタブレットを持ってくることができる。
音声入力
基本的な文字入力は音声入力で行う。
寝たままキーボードを打つのは疲れるからだ。
数年前まで音声入力は精度が高くない印象だったのだが、いつの間にやら実用できるレベルまで発展していた。
ここまでの文章はもちろん、これ以降の文章も音声入力をベースにして書いている。
ちなみに私が使っているのはiPadだ。
アンドロイドの音声入力の方がこれ以降の文章も音声入力をベースにして書いている。
ちなみに私が使っているのはiPadだ。
Androidの音声入力の方が精度が日本語入力においては精度が高い、という声も多かった印象だが、使ってみればiOSもしっかりしている。
タッチパッド付きワイヤレスキーボード
文字で音声入力するものの、キーボードも補助的に使う。
どちらかといえば重要なのはタッチパッドの方である。
あくまでも文字入力が声でできるだけで、他の操作は画面を触るか、マウスなどを使うしかない。
そこでタッチパッド付きキーボードを使うことでどちらの条件も満たすことができる。
今一つ使い所がなくて眠っていた富士通のキーボードがここに来て役に立つとは。
タッチタイピングができれば申し分ないが、カーソルキーとバックスペース、デリートキーの位置だけ把握しておけば概ね問題ない。
音声入力に慣れない
上記の環境がそろえば、仰向けに横になったまま快適に作業をすることができた。
ただ、音声入力に慣れない。
入力精度は良いのだが、声に出して文章を書くという行為がどうにも不自然に感じてしまうのだ。
キーボードで入力しているときはサクサクと書けるのに、声に出すとなると考える時間が倍くらいになってしまった。
深く考えずに思ったことをそのまま言葉に出して文字にして、後からちゃんとデスクで修正するという流れにすればいいだろうか。
寝たまま行うのはあくまでも下書きまで、ということで。
あるいは、続けていれば声だけでほぼ完成状態の文章を作れるようになるのかもしれないが。
終わりに
例え下書きレベルがせいぜいとはいえ、寝たまま文章が書けるようになっただけでも大きい変化だ。
何せ、今まで体がしんどくて横になっているが、頭はめちゃくちゃ回転している、でも横になったまま動きたくないから何もできない、という状況が何度かあったからだ。
これからは、そういう時でもちょっとした文章作成くらいならできるようになるわけだ。
寝たまま作業の環境や、私自身の音声入力への慣れはまだまだ改善の余地がある。
つまり、寝たまま作業はまだまだ開拓できるということだ。
今後も、実践しながら少しずつ自分なりの寝たまま作業する環境を完成させたい。