マスクはちゃんと外しているだろうか。
という問いかけをすると、変に感じるだろうか。
なんてことはない、ちょっと水を飲んだりものを食べたりするときに、マスクを外すだろう。
その際に、ちゃんとマスクを外しているか、という話だ。
ゴムが伸びる
どうしてマスクをちゃんと外した方がいいと言っているのかというと、ゴムが伸びるからだ。
マスクをちゃんと外さないというのは、具体的に言うと、顎までずり下げることだ。
確かにあれは楽だ。
いちいちマスクを外さなくても、片手でぐいと引っ張るだけで口をオープンにできるし、またすぐにマスクをつけれる。
しかし、引っ張るという行為が問題なのだ。
左はそうやって顎まで下げていた頃に使っていたマスク。
ゴムが伸びているのがわかるだろう。
その結果、普通につけていてもずり下がって鼻が出てしまうようになり、ずり下がったのをいちいち直すのが面倒だったので、買い直したわけである。
それが右のマスクだ。
そして、もうゴムが伸びて買い直さなくていいように、外すときは顎に下げずちゃんと外すようにした。
そうして半年ほど使っているが、ゴムが伸びることなくしっかりと装着できる状態を維持できている。
だからちゃんと外そうと言いたいのだ。
胸ポケットがある服を着よう
ということが理屈でわかっていてもついついマスクを顎に下げてしまうのは、外したマスクのやり場がないからではないだろうか。
ズボンのポケットでもいいが、片方にスマホ、もう片方にハンカチでも入っていようものなら、マスクの行き場はない。
結果、面倒になって顎に下ろしてしまうのだ。
だったらマスクを入れるための専用ポケットを確保してやればいい。
それが胸ポケットだ。
ズボンよりも口に近いので、手を動かすストロークが短くて済む。
胸ポケットに重いものを入れると片側に服が寄って見栄えが悪くなるが、マスクは軽いので胸ポケットに入れても服がずれない。
胸ポケットこそマスクの最適な行き場ではなかろうか。
私が毎日着ているワークマンの撥水速乾シャツも胸ポケットがついていてちょうどいい。
むしろマスクを入れずに何を入れるのか、というくらい以前までは扱いに困っていたポケットが活用できて嬉しいくらいだ。
使い捨てマスクなら雑に扱える
これがもしも使い捨てマスクだったなら、ここまでに述べたようなことはいちいち気にする必要ないだろう。
どうせ1日で捨てるわけだし、どれだけの扱いをしても1日で使い物にならなくなるくらいゴムが伸びるなんてことにもならないはずだ。
私も、マスクの着用が当たり前になり始めた頃は使い捨てマスクを使っていて、外し方なんて気にしていなかった。
どうせ服や下着を毎日洗濯するんだから、そこにマスクが増えるだけ、長い目で見れば使い捨てよりもちゃんとした洗えるマスクの方がいいじゃん、と思っていたが、いざ使ってみると、使い捨てには使い捨てなりの利点があったわけだ。
終わりに
それでも私は定期的にマスクを買って自宅にストックしておくことに抵抗を感じるので、洗えるマスクを使う。
使い捨てにも使い捨ての、それぞれの利点欠点がある。
それを理解した上でどちらかを選んでいるのと、知らずにどちらかを選んでいるのでは全然違う。
もしも片方しか試したことがないなら、一度もう一方も試してみてはどうだろうか。
意外とそっちの方が自分に合ってたりするかもしれない。