ビルドンブング

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電車に乗るときはイヤホンを使えないようにすると時間を有意義に使える?

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外出するときは必ずと言っていいほどイヤホンをつけていたが、ここ数ヶ月はすっかりそんな習慣はなくなった。
それでもイヤホンを手放せるほどではなかったのだが、先日実家に帰る際、思い切ってイヤホンを持って行かなかった。
イヤホンを「使わない」のではなく「持たない」ことでどのような変化があるのか、自分で確かめたかったのだ。
 

電車での移動中が有意義に

最も効果を感じたのが電車移動の最中だ。
ただ座って揺られているだけの時間。
今までなら、イヤホンをつけて動画を見るなり音楽やラジオを聴いていた。
しかしイヤホンがないと、それらの音を聴くような行為はできない。
何をしたかというと、スマホだけでできるちょっとしたタスク——
  • メール整理
  • 家計簿アプリ確認
  • 調べもの
といったものをこなしたり、それに疲れたら電子書籍を読んでいた。
どれも普段、頭の片隅で「やらないと」「読みたいな」と引っかかっていたが、つい他の大きなタスクや娯楽に流されて、なかなか腰が上がらなかったものである。
電車の中という限られた空間で、イヤホンが使えない、音が出せないという制限も加わり、普通なら後回しにしてしまうようなことを進めることができたのだ。
耳を使う娯楽が制限される。

たっぷり時間がある時と、少ししか時間がない時。

なぜか後者の方が集中できたり、ずっと面倒でやっていなかったことに着手できた経験はないだろうか。
電車移動というのは、かなりその状態に近い。
目的の駅に何時に到着するかわかっている。
使える時間が必然的に把握できるのだ。
そしてそれも長い時間ではない。
もしも「時間を無駄にしたくない」という気持ちが少しでもあれば、ただ座っているだけでなく、何かしようと思うはずだ。
そこにイヤホンという娯楽に使えてしまうアイテムがあると、ついつい楽な方へ流れてしまう。
どうしても見たいわけじゃないのにYouTubeなどで動画を見ていたり、別に聴かなくても問題ない音楽を聴いていたり……
だがイヤホンを持たないことで、楽な方へ流れたとしてもせいぜい電子書籍で本を読む程度まで制御することができる。
その電子書籍にしても、事前にアプリにダウンロードしておく本を絞っておくことで、娯楽漫画などを読むことも制限できるだろう。
考えてみれば、音を聴かないといけないタスクというのは少ない、というかパッと思いつかない。
イヤホンがないことで電車内でできる娯楽は制限されるが、タスクに制限はかからないのだ。

それでもイヤホンは必要?

と、ここまでが電車移動の際に感じたイヤホンを持って行かなかったことによるメリットだ。
だが、いざ実家に着いてみると、なかなか不便なこともあった。
例えばジョギングをするとき、懐かしい実家周りの景色とはいえ、無音で1時間近く走り続けるのは流石に辛かった。
イヤホンで何かを聴いて気を紛らわせないと、長時間の運動は厳しい……
夜、寝る際も母親のいびきがうるさく、こんな時にイヤホンのノイズキャンセルがあれば、と後悔もした。
流石にイヤホンを持って行かないというのは、普段のイヤホンがある生活が普通になっていると、制限されているように感じるわけで。
どうやら、電車移動のようなちょっとした空き時間はイヤホンを使わないことで有意義に使えるようだが、実家に滞在している間などの長期間は、イヤホンがないとどこかで不便を感じてしまうらしい。
だから今後は、せいぜいイヤホンを荷物の奥底に入れておいて、電車の中では使えない、使う方が面倒という状態にしておくくらいがちょうど良さそうである。

終わりに

子供の頃はイヤホンなんて使っていなかったし、それで不便を感じることもなかったのだけれど……
便利なものは便利だから、使ってみると手放せなくなるということだろう。
それでも、タイミングによっては使わない方が良い場面もある、ということで。
イヤホンのない生活も、それはそれで解放感がありそうな響きではあるものの、イヤホンがなくても音を聴くことはあるわけだから、実際にやってみるとそれなりの不便を感じるという結果になりそうだ。
ということを、今回のイヤホンなし実家帰省によって垣間見ることができた。
普段、当たり前のようにイヤホンを使っている場面があると思う。
そんな場面で意図的にイヤホンを使わないで過ごすとどうなるか、試してみるのも面白いだろう。
意外と「あ、この時間、有意義に使えるな」と感じれるタイミングが日常の中に隠れているかもしれない。