ビルドンブング

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デスクに後付けするタイプのキーボードスライダーが思ったより使い物になる

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スタンディングデスクを使っていて、その使用感に不満はないのだが、机の奥行きが狭いのが少し気になっていた。
そこで、キーボードスライダーを装着して、そこにマウスとキーボードを置けばデスクの上をもっと広く使えるようになるのでは、と考えて早速試してみた。

こんな状態だった机が——
こうなった!

見た目には素晴らしいが、果たして使い物になるのか……
正直、このような後付けのキーボードスライダーはあまり信用していなかったのだが、これは良い意味で裏切られた。

安定感がある

驚いたのがその安定感である。
クランプ式の後付けキーボードスライダーには、以下のような2点で固定する製品が多い。
しかし私が購入したのは、中央の1箇所のみで支えるタイプ。
見た目には安定感があまりなさそうだ。

しかし、実際に設置して使ってみると、そんなことは全くなかった。
右のマウスだけに手を置いてみても、傾きは感じられない。
クランプをしっかり固定していれば、普通に机の上でマウスやキーボードを使っている感覚と何ら変わりなく感じられた

机でメモやノートを広げられる

今まで、奥行きの狭さからスタンディングデスクは完全にキーボードでの入力作業専用デスクになっていた。
しかし、こうしてキーボードスライダーにマウスとキーボードを移動させたおかげで、デスクで紙にメモを取ったり、ノートを広げられるようになった。

ポイントは、普通に奥行きがあるデスクだと同じようにできないことだ。
キーボードの奥にノートを広げても、前腕や肘が手前のキーボードに当たるから、とても筆記はできない。
しかし、このように高さに差があるキーボードトレイだからこそ、奥のノートに手を伸ばしても、下段のキーボードに触れることがないのだ。
以前、普通のテーブルを使っていた頃は、いちいち手書き作業とデジタル入力を切り替えるたびにキーボードを移動させていたが、キーボードトレイならその移動が不要ということだ。

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高さの調整ができない

デスクの天板より低い位置にキーボードが来ることは、メリットばかりではない。
私が使っているスタンディングデスクは、最大高さが120cmほどになるもので、これはスタンディングデスクの中でも高い部類だ。
そして、そんなデスクを最大の高さにして使っている。
つまり、それ以上高くはできないのだ。
その状態でちょうどよく今まで使っていたものだから、キーボードスライダーにキーボードを置くと、低く感じてしまう。
実際、キーボードスライダーはデスク天板より約10cm低いわけで、10cmというのはなかなか大きく、今までと同じようにとはいかないだろう。

 

それが慣れの問題なのか、根本的にキーボードを叩くのに適さない高さになってしまっているのか、それは現段階では定かではないが、残念ながら、タイピングがしづらくなってしまった。
本来なら、机の高さを上げることで、キーボードスライダーの高さを上げれば解決できるのだが、前述の通り、すでに机の高さは最大、もうこれ以上高くできないのだ。
キーボードスライダーを導入する際は、キーボードの位置が低くなることを承知で、それでも問題ないか検証・熟考してから購入した方がいいだろう。

終わりに

せっかくデスクを広く使えるようになったが、やはりタイピングに違和感がある。
もうしばらく今の状態で使ってみるが、この感覚に慣れなければキーボードスライダーは諦めようと思う。
もともと、スタンディングデスクはPC作業専用として、別で筆記作業用の机があるから、別に机のスペースが広がったところで、特に何かをするというわけでもないし。
ただ、書いたメモを机の奥に置いて入力ができれば今より快適になるかも、くらいの気持ちだったので、必須ではない。
それで打鍵感が悪くなって入力作業が非効率になってしまっては本末転倒なので……
まあ「キーボードスライダーがあればもう少し快適になるかも?」という疑問が解決したので、それだけでも良しとしよう。
何事も、試さなければわからないものだし、試さずにあれこれ考えている方が脳の思考領域が勿体無い。
ということで無駄な買い物をしてしまったかもしれない自分を納得させるのだった……