早いもので、プロポーションチェアの相棒としてE-WINの折り畳み昇降デスクを購入してから1週間が経過した。
この1週間、自宅での作業はほとんどプロポーションチェアに座ってこの昇降デスクの上で行った。
というわけで、1週間使ってみて、良くも悪くも気になった点をピックアップ。
作業範囲が狭い
E-WINの昇降デスクの天端サイズは手前71cm、奥56cm、奥行き50cmとなっている。
手前の方が広い台形になっているわけだが、広い方の手前こそ71cmとなっているが、奥にいくほど狭まり、56cmにまでなるわけだ。
翼ある作業用デスクの最低サイズ目安が60cmなのを考えると、そこまで狭いというわけではない。
と、数値だけで見るとそう判断できるのだが、実際に使ってみると、これが意外と狭い。
まあ、今まで使っていたデスクがどれも幅90cm以上のものだったというのもあるだろう。
この昇降デスクで作業をしてみると、その狭さをすぐに実感すると思う。
まあ、ノートPCを開いたり、画面を見ながらキーボードをたたくようなデジタル作業であれば十分なスペースではあるが。
書き物や多くの資料を広げるような使い方は難しいかも知れない。
なので昇降デスクで作業をするときはサイドテーブルを必ず置いている。
そうしてデスクの上には今使っているツールと資料だけにしておかないと、すぐに何も置けなくなってしまうのだ。
ものが転がる・倒れる
これは角度を付けて使う場合、さらにその角度が急であるほど顕著になる欠点だ。
例えばボールペンを置いたらそのまま転がってしまう。
傾斜に対して直角になるようにして置いても、重いものだと滑り落ちる。
しかしペンを置くたびにいちいち角度を気にするのも面倒だ。
なので、以前購入したペンスタンドを置いている。
底面がちゃんとした滑り止めになっているので、緩めの傾斜であれば滑らないし、ペンを立てた際の衝撃で倒れたりもしない。
この状態で脚のキャスターでテーブルを移動させても倒れない。
(もちろん、激しく前後させるとか、意図的に衝撃を与えようとした動きをさせると倒れるが)
このように、何かを置くには滑り止めなど何かしらの対策を講じなければ、ぽろぽろと転がり落ちてしまうだろう。
まあ、これはこのテーブルに限らず、傾斜を付ければ必ず起こりうる問題なので、取り立ててこの昇降デスクのデメリットだと騒ぎ立てるようなものではない。
それに、次に述べるストッパーでフォローされているだけE-WINの昇降デスクは優秀だ。
ストッパーが便利
角度を付けても机の上のものが転がり落ちるのを防ぐために、手元側にストッパーが付いている。
普段のこの状態でもそれなりにストッパーとして機能するが、さらに蓋を開くことで、より大きなものや重たいものでも支えることができるようになる。
ちなみにストッパーの幅は約33センチ、開く部分の幅は約18センチとなっている。
以前購入した木製角台が収まるサイズだ。
これのおかげで、食事のたびにわざわざ角度を水平に戻す必要がない。
「これだ!」と思える角度のまま動かさずに固定しておける。
終わりに
高さ調整はともかく、角度調整まで盛り込むとなると、天端は底まで大きくできないのかもしれない。
まあ、そこはサイドテーブルで補えているので、個人的には重大なデメリットとは捉えていない。
無段階の高さ調整でプロポーションチェアに高さを合わせられるテーブルは貴重だし、さらに天板の角度も付けられるとなると、結局のところE-WINの昇降デスク一択ではないかと思う。