ビルドンブング

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自宅での作業椅子にアウトドア用の椅子を使うのは向かない

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椅子の座り心地がよろしくない。
ちなみに、使っているのはコールマンの「3ウェイキャンバスデッキチェア」だ。
有名なアウトドアブランドであるコールマンから出ている、それも「マスターシリーズ」と銘打った特別仕様のチェアである。
椅子としての完成度はかなり高い。
折り畳みでありながら肘置きを備え、深くくつろげる椅子となっている。
そう、くつろぐ分にはいいのである。
しかし、私は自宅で作業するための椅子として使っている。
そうなると、色々と気になる部分があるわけで……
念のため言っておくが、あくまでも室内での作業用の椅子として使った場合の意見だ。
アウトドア用品としてキャンプ中にくつろぐ分には申し分ない。
 

座面が深い

「3ウェイキャンバスデッキチェア」の座り心地を一言で言うなら”沈み込むような感覚”だ。

見ての通り、座面は平らになっておらず、背もたれの方に向かって深くなっている。
だから、座った状態から立ち上がるのに、少々思い切りがいる
肘置きに手をついたり、スクワットの要領で踏ん張らないと、立ち上がることができない。
クッションを置くことで多少は改善されていたものの、それでも普通の椅子よりは深いことには変わりない。
くつろぐ分には深い座り心地で一向に構わないのだが、作業のために机に向かうことを考えると、この深さは障害になる。

脚が動かない

「3ウェイキャンバスデッキチェア」の脚は固定脚だ。

そりゃあ、アウトドア用の椅子で脚がキャスターになっているものなんてないだろう。
しかし、屋内で机とセットで使う場合、この固定脚というのはかなり厄介だ。
なぜなら、椅子を引いて立ち上がる際に、いちいちお尻を浮かせて、椅子を軽く持ち上げるようにして移動させないといけないのだから。
また、座った際の位置の微調整も困難だ。
机の上のキーボードに合わせてセンタリングするために、小刻みに位置を修正することもしばしば。
先の深い座り心地も含めて、座っている分には楽なのだが、決まっている定位置で使うには、いささか難儀である。

くつろぎやすい

本来の用途としてはメリットではあるのだが、作業用の椅子として使うとなると話は別だ。
前のめりになって、ひたすらペンを走らせたりキーボードを叩く。
一段落付いて、背もたれに上半身を預ける。
その状態が楽すぎて、そこから作業に復帰する気力が失われるのだ。
そこに眠気が加わればもう……
ちょっと休むつもりが、気づけばうとうと船をこいでいたということも。
寝不足も有るのかも知れないが、姿勢にも問題があると思う。
先述の通り、深く座るので、その格好で机に向かって作業をしようとすると、かなり背中を丸めないといけない
すると、脳への酸素の供給が滞り、眠気が加速したり集中力が低下するのだとか。

終わりに

総じて「3ウェイキャンバスデッキチェア」は何もせずくつろぐ椅子としては申し分ないが、作業には向かない・
繰り返すが、そもそもアウトドア用の椅子を自宅での作業用の椅子にしていた私の使用環境が悪いだけだ。
「3ウェイキャンバスデッキチェア」に椅子として欠陥があるわけではない。
折り畳めばかなりコンパクトになり、しかも肘置きも付いていて、「これは自宅でも使える!」と思っていたのだが、長く使っていると気づくこともあるものだ……
それでも、約一年間使い続けていたのだから、やはり椅子としての機能性は高いのだろう。
椅子を選ぶ際は、用途に合わせたものを選ぼう、という話だ。
そして、私はそれができていなかったという、ただそれだけの失敗談である。