ノイズキャンセリングの性能がすごいと言われているAirPods Proだが、どのくらいすごいかというと、耳栓がいらない、むしろ耳栓より周囲の音を排除できる。
もちろん、ただノイズキャンセリングをオンにするだけでは、そこまで劇的な効果はない。
バックグラウンドサウンドと組み合わせるのだ。
高性能なノイズキャンセリング
まずは、そもそもAirPods Proのノイズキャンセリング機能の凄さから語りたい。
以前に、Ankerのノイズキャンセリング機能付きイヤホンを使っていた時期もある。
しかし、それとは全くレベルが違うのだ。
Ankerのイヤホンは「聴いている音楽が聞こえやすくなる」ノイズキャンセリング。
AirPods Proは「周囲の音が消える」ノイズキャンセリングだ。
つまり、何が言いたいかというと、AirPods Proなら、ノイズキャンセリングをオンにした状態でつけていれば、音楽を流さなくても騒音をカットできるのだ。
そこに音楽などを流せば、もう完全に世界に入り込める。
Ankerのイヤホンだとノイキャンをオンにして音楽を聴いていてもインターホンの音に気づけたが、AirPods Proだと気づけず、不在票を入れられてしまった。
それくらいすごいのだ。
使ってみればすぐにわかる。
バックグラウンドサウンドと組み合わせる
ただ、耳栓という用途で使うには、AirPodsのノイキャンだけでは足りない。
騒音はカットできるが、全てではない。
かといって、音楽を流してしまうと、耳栓としての用途には使えない。
騒音のカットが目的ではなく、静かな世界で集中することが目的だからだ。
音楽に気を持っていかれて、周囲の音は聞こえなくなっても集中できなければ意味がない。
そこで登場するのがiPhoneのバックグラウンドサウンド機能。
これについては、以前ピックアップして記事にしている。
標準機能で雨音などの環境音を流せる機能だ。
標準だけあって、コントロールセンターからサクッとオンにできるのが魅力。
私が使っているのは雨音で、AirPods Proのノイキャンにプラスして、この雨音を流すことで、ほぼ全ての外音をカットできる。
それに、雨音なので気が持っていかれることもなく、作業に集中できる。
オートフォーメーションでスムーズに
さらに、iPhoneの標準機能を使って、AirPodsとバックグラウンドサウンドの連携を強化することも可能だ。
使うのはショートカットアプリ。
標準アプリなので、自分から削除していなければ入っているはずだ。
このショートカットのオートフォーメーション機能を使う。
「こうしたら」というトリガーと、「こうする」というアクションを設定して、操作を自動化できる。
そこでトリガーに「AirPods Proと接続したら」アクションに「バックグラウンドサウンド」としてやる。
これなら、AirPods Pro装着時にショートカットの通知が届くので、そこからアクションを実行すればすぐにバックグラウンドサウンドが流れ出す。
コントロールセンターから耳のアイコンを押してバックグラウンドサウンドをオンにするよりタップする回数が少なくて済む。
終わりに
というわけで、最近はAirPods Proを耳栓代わりに、会社の昼休みに読書と昼寝に集中している。
その際は通知に邪魔されないようにおやすみモードも設定するので、同じくオートフォーメーションで「おやすみモードがオフになったら」をトリガーに「バックグラウンドサウンドをオフ」を設定しておけば、昼休みが終わると同時にバックグラウンドサウンドも止んでくれる。
おやすみモードのスケジュールを設定しておけば、いちいちおやすみモードのオンオフも操作しなくて良くなる。
というわけで、AirPods Proがあれば耳栓なんていらない、むしろ耳栓より外音をカットできるというお話だった。