断っておくが、これは昨年末の話だ。
今はまた体重を落として元に戻っている。
そうじゃないと、とても情けなくてこうして記事にはできない。
1ヶ月で10kg体重が増えたのは事実だが、2ヶ月で10kg体重を落としたのもまた事実だ。
もしかしたら、2ヶ月で10kg落とした方法の方に興味を持たれる人の方が多いかもしれない。
それに関しては単に食事制限をしただけだ。
語るべきことは多くない。
ここはひとつ、太った方の原因を深掘りして、同じ失敗を繰り返さないようにした方が今後のためになるだろう。
健康的で腹に溜まる
当然だが、体重を増やすつもりはなかった。
むしろ食べ過ぎないように、少量で満腹感を得られて、それでいて栄養豊富で健康的な食べ物を探していたのだ。
そこで目をつけたのがナッツだった。
バターピーナッツのようなスナック的ナッツではなく、素焼きした皮付きのピーナッツ、つまり落花生だ。
皮にも栄養が含まれているし、素焼きなので余計な塩分などもない。
健康に良さそうなピーナッツだ。
特に脂質が豊富で、少量でもお腹に溜まっている感覚が得られ、満腹感につながる。
そう思って購入したのだ。
手軽さが命取り
実際、ピーナッツを少し食べるだけで空腹感はそれなりに抑えられ、健康面でも支障はなかった。
しかし、その食べやすさが問題だった。
空腹が収まっても、満腹になるわけではない。
結局、満腹になるまでナッツを食べてしまうのだ。
何の調理も必要なく、手で摘んでそのまま食べれてしまうナッツが手軽すぎたのだ。
少しだけと思って食べ始めると、ついつい食べ過ぎてしまう。
前述の通り少量でも結構な脂質とカロリーなので、それをバクバク食べていたら太るのも当然だ。
料理は面倒だが、料理の手間もある程度は必要なのだと実感させられた。
時間がかかる調理も必要
では、ナッツの何がいけなかったのか、どうすればよかったのか考えてみる。
まず、食べすぎてしまう原因は、調理せずそのまま食べれること。
食べたいと思った数秒後には食べれる。
問題はそこだ。
食べたいと思ってから食べられるまでが早すぎるのだ。
例えば、1回にこれだけしか食べないと量を決めていても、空腹時はもっと食べたいと考える。
ナッツを50gだけ食べると決めていても、いざその時が来たら空腹でもっと食べたいと思うのだ。
そして、すぐに食べられるものだから、50g食べ終えた後にまたすぐ追加で食べられる。
その点、米ならどうだろう。
米を食べるには炊かないといけない。
1合食べると決めて、炊いて食べる。
それで足りないと感じたところで、じゃあもう一度1合を炊くとなると、時間がかかって面倒だ。
この面倒さも、食事制限には役立つのである。
終わりに
というわけで、ナッツを食べすぎた理由を考えてみた。
冒頭でも述べたが、すでに体重は元どおり。
ちょっと極端な食事制限をすれば2ヶ月で戻った。
普通ならそんな食事制限はキツくてできないのだが、体重が10kg増えていたというのは相当な衝撃で、戻さないと怖いくらいだった。
だから戻せたのだろう。
じゃあもう2ヶ月でさらに10kg落としてくださいと言われても、それはできない。
だからこそ、痩せる方法より太った理由を理解して繰り返さない方が大切だと考える。