ビルドンブング

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ブログのネタにするために小説を読むのはアリか

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昨年末まで、毎週小説の感想を記事にしてアップしていた。
もともと趣味で小説を読むことが多かったので、いっそのこと感想記事を書けばブログネタにもなって一石二鳥なのでは、と思って始めたものだった。
実際、毎日更新のうち週に1度が小説感想記事になるので、実質考えなければいけない記事が週に6個になる。
この負担軽減はかなり楽だったが、結局、ブログネタのためだけに小説を読んでいるような気分になって、この習慣はやめてしまった。
↓の記事の冒頭にも、そのことについては書いている。
この記事では、ブログのネタにするために小説を習慣的に読むようにして感じたことをまとめていく。
 

記憶には残る

ただの趣味として小説を読むよりも、後でブログで感想をまとめることを意識して読む方が、記憶に残りやすい。
読みながら「ここは感想で取り上げたいな」とか「このセリフは引用したいな」とか「あの小説と比較する形で紹介できるな」とか。
内容はもちろん、以前に読んだ他の小説とも並べて咀嚼できるようになったと思う。
実際、感想を書いた小説のほとんどの内容を、未だにしっかり覚えている。
たいていはなんとなくの雰囲気や、印象的なシーンばかり記憶に残って、物語の流れや最終的な結末は忘れてしまうのだが、それがない。
Evernoteに感想を書いた小説をまとめているのだが、そのリストを見ただけでも内容がすぐに思い出せる。

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義務感が生じる

毎週感想記事を書くと決めたのが良くなかったかもしれない。
時間を作って小説を読めている週はなんの問題もないのだが、そうはいかなかった時。
毎週金曜日に感想記事をアップすると決めていたので、睡眠時間を削ってでも読まないと、と焦ることもあった。
まあ、勝手に決めたルールなので守らなくても良いのだが、これが不思議なもので、週に1度の感想記事でも、続けていると4週目くいから義務感が生じるのだ。
ここまで続けたら辞めるのはもったいない、と。
元々は趣味で楽しく読んでいた小説なのに、こうやって期限に追われる形で読んでも楽しくない。
 
裏を返せば、本を読みたいとは思っているけれど、なかなか時間を捻出できなかったり、習慣にできないでいる人は、こうしてブログにまとめるとかSNSに記録をアップするとか、そういった外部に公開するようにすれば、続けているうちに義務感で習慣化できるかもしれない。

読みたい時に読むのが一番

結局、無理矢理毎週2、3冊の小説を読むようにして感じたことは、読みたい時に読むのが一番楽しいということだ。
今週読んだ小説」というカテゴリ名も「最近読んだ小説」という名前にでも変えようと思っている。
最近は義務感で読んでいた反動か、あまり読まなくなってしまったが、いずれまた無性に小説を読みたくなる時期が来るだろう。
その時にこまめに感想をまとめておくようにして、それが3冊分程度溜まったら、ひとつの感想記事としてアップするくらいの気持ちでいいと思っている。

終わりに

結果的に毎週2、3冊の小説を読む習慣はなくなってしまったが、気持ちは楽になった。
どうにも私には自分で勝手にルールを作って、そのルールに縛られて背負いこむ癖があるようだ。
まあ、その癖のおかげでこのブログを2年近く続けられているというのもあるが。
しかし小説はあくまでも娯楽だと思っているので、それを義務感で読むのは精神的に負担が大きかった。
決まった文字数を読むわけで、自分の裁量で早く終わらせるようなことはできない。
これが動画やラジオなら倍速再生で多少の誤魔化しが効くのだが……
まあ、小説を読むのは好きなので、たまに感想記事を書くこともあると思うけれど、その時はよろしく、という話だ——