今週のお題「わたしの実家」
実家に帰った際に100均に行こうとすると母親から頼まれた。「ついでに物干し竿を固定する大きいクリップを買ってきて欲しい」と。
聞けば、日焼けしてボロボロになるので毎年買い替えているのだとか。
しかも100均で。
そんなバカな話があるか。
ステンレス製を買えばいい
そんな実家の物干し竿固定状況がこれだ。
確かにボロボロである。
どうにか形を保って物干し竿を固定するという役割は果たせているものの、外そうとして力を加えればすぐにパリッと割れるように崩れるだろうう。
洗濯物を干すイコール日を当てるので、日焼けでボロボロになるのは仕方がない。
問題は、それが分かっていながら日焼けするような素材の製品に甘んじていることだ。
どうして日焼けしないものを買わないのか。
上記の製品は1つ400円ほどである。
ステンレス製なので日焼けで劣化することはない。
毎年100均で買い替えるとすると、4年分の値段で買える。
といういうことは、このステンレス製のクリップを買って4年以上使えればトントン。
それ以上使えれば儲けものだ。
ステンレス製ならそれくらいは余裕で使えるだろう。
それを説明しても、母は納得せずに「100均のでいい」と言う。
「これでいい」で買うな
単純な金額だけなら100均の方が安い。
しかしそれをどれだけの時間使えるのかで、その金額の意味は変わる。
簡単な話なのに、なかなかそれを理解してくれない人は意外と多い。
どうしても、その日その時に出ていく金額でしか計れないらしい。
しかし、深層心理では理解しているはずなのだ。
なぜなら「100均のでいい」と言っているのだから。
「これで」と言っている時点で、妥協の意味が含まれている。
そんないいものを買うほどでもないとか、遠くのホームセンターなんかに行くのは面倒なので近所の100均で済ませたいだとか。
そういう妥協だ。
しかし、本当に必要なもの、欠かせないのもであれば、妥協なんかせず手間とお金をかけるべきなのだ。
「これがいい」と思えるものを探すべきだろう。
買い物は「これでいい」より「これがいい」ですべきだと私は考えている。
終わりに
結局、母には納得してもらえなかったが、強引にステンレス製のクリップを購入した。
かなりガッシリしていて、耐久性だけでなく竿を固定する強さも100均とは比べ物にならない。
明らかにこちらの方が「良い買い物」なのに、どうして理解されないのか。
不思議なものだ……