「オリパクト」のデスクオーガナイザーは2種類ある。
スマホ用のSサイズ。
スマホプラスアルファのMサイズ。
タイトルだけだと、このどれを「不便だ」と言っているのか分かりかねると思うので、冒頭で明言しておく。
スマホ用のSだ!
じゃあ他は便利なのかというと、それは不明だ。
私が持っていて使っていたのはスマホスタンドのSサイズなので、他に関しては何も詳しいことは言えない。
言えたとしても推測の域を出ないし、そもそも「これは便利だ!」と推測して買ったSサイズがこうして「不便だ」という評価になってしまったわけだから、私の推測なんて到底当てにならないだろう。
だから今回は、オリパクトデスクオーガナイザーSサイズだけの不便に感じたところをまとめている。
先にメリットを紹介
不便に感じたことをまとめると宣言したものの、それではあまりにもネガティブキャンペーンな記事になってしまうので、先に良いところを紹介しておこう。
何も悪いところばかりではないのだ。
万能な製品というのは意外と少なくて、結局は使い手が良いところと悪いところを比較検討して、総合的に良し悪しを判断しているに過ぎない。
薄く畳める
「オリパクト」という名前の通り、折り畳んでコンパクトになる。
畳んだ状態だと薄いカードのように扱える。
2つ折りにして板が3枚重なっているので、厚さとしてはクレジットカード3枚分くらいだろうか。
折り畳みスマホスタンドとしては薄い部類だ。
スマホが入るポケットなら余裕で入るだろう。
携帯用スマホスタンドとしてはかなり気軽に持ち運べる。
素材も金属ではないのでかなり軽い。
製品情報によると約50gらしい。
(出典:ナカバヤシ株式会社)
ペン立てになる
多くのスマホスタンドが、スマホあるいはタブレットを立てる機能しかない。
しかし折りパクトには裏側に2つの穴がある。
これがペン立てとして使えるのだ。
つまり、スマホを載せてデジタル作業もできれば、ペンを立ててアナログ作業もできる。
もちろんペンを立てた状態でスマホを載せることだってできる。
ペンがスマホの裏側に回ってしまうので、出し入れが多少難しくなるのはご愛嬌。
ただし、ペン立てとしての機能はオマケ程度に考えておいた方がいいだろう。
なぜなら、構造上ちょっと角度がつくと横からペンがすり抜けてしまうからだ。
タブレットに使えないというデメリット
では、本題に入る。
オリパクトはスマホスタンドとしては優秀な部類だと思う。
しかしタブレットにも使うとなると、途端に使えなくなってしまうのだ。
角度調節できない
見た目と構造ですぐにわかると思うが、オリパクトに角度を調節する機能はない。
スマホで動画を見る際にスマホスタンドを使う方は多いと思うが、やはり角度調節はできた方がいいだろう。
特にオリパクトのように持ち歩いて外で使うなら必須と言っても過言ではない。
場所によって適した角度は違うのだから、持ち歩くからこそ自由に角度を調節できる機能が欲しくなるものだ。
手で持たずにスタンドなどに立てて使うことが前提のタブレットとなれば尚更だ。
しかしある意味では心配無用、オリパクトにタブレットを載せることはほぼ無理だ。
iPad mini横向きでギリギリ
タブレット用のスタンドだと、爪のようにスタンドの底が上に反っていて、そこで受けるようになっている。
しかしオリパクトにはそれがない。
なのでタブレットを置いても、タブレットの自重で滑るように落ちるかもしれない。
どうにかバランスを取って載せれなくもないが、少しでも画面をタップするとその衝撃で滑り落ちるだろう。
iPad miniを横向きに載せるのがせいぜいだ。
これではとても使えるとは言い難い。
そして、縦置きとなるともう不可能だ。
iPadに限らず、スタンドになるタイプのカバーといえば、たいていは横向きに立てられるものだ。
なので、わざわざスタンドを使うシーンとなると、タブレットを縦に置きたい時だろう。
しかしそうなるとオリパクトでは及ばない。
持ち歩きやすいオリパクトだが、タブレットと合わせるには使いにくいのだ。
だったらちゃんとタブレットにも使えて、携帯できるサイズ感の別のスタンドを使った方が良いだろう。
終わりに
というわけで、1年ほど使っていたオリパクトだが、手放そうと思う。
となると変わりのスタンドがいるわけだが、目をつけているのは以下の商品だ。
タブレット用だし、商品画像の中にもタブレットを縦向きに立てかけている写真があったので安心だ。
メーカーもサンワサプライということで信頼できる。
まあ、スマホ専用携帯スタンドという観点ではオリパクトも優秀なので、需要に合っていると思われる方にはオススメする。