ビルドンブング

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プリキュアにハマった理由を10個考えてみた

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はてなブログ10周年特別お題「私が◯◯にハマる10の理由

というお題を見た時、真っ先に思い浮かんだのが「プリキュア」だった。
半年前にハマって、現在放送中の「トロピカル〜ジュ!プリキュア」を見つつ、DVDをレンタルして過去作も追いかけている最中だ。

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なぜこれほど夢中になったのか不思議なものだが、この機会に自分なりに分析して10個の理由を捻り出してみた。
何分に10個も紹介となると一つ一つ長々と語るわけにはいかないので、サクッとまとめるよう心がけたつもりだが……
 
目次

一.1年で綺麗に終わる

「綺麗に」というのが大事だ。
打ち切りもなければ引き伸ばしもない。
広がった風呂敷が最後には全て閉じられ、続編はもちろん劇場版やOVAで新たな物語が展開されることもない。
劇場版については毎年公開されているものの、それはテレビ本編に影響がないものとなっているため、映画を見なくてもテレビで第1話から最終話まで見れば100%楽しめる。

二.シリーズが続く

さて、1年で終わると言いつつ「プリキュア」というシリーズは続く。
新しいキャラクター、新しい世界観、新しい設定でまた1年放送されるのだ。
それでも「プリキュア」というシリーズである以上、全く違うものにはなっていない。
今までと同じように楽しめる安定感と、新しいものを見られる新鮮さがうまく共存できている。

三.毎年新しくなる

最終回を見るたびに「もっとこのプリキュアを見ていたい」と続編を希望するような気持ちになってしまうのだが、1年でスパッと終わる方が正しいのだ。
似たようなカテゴリになるアニメにプリパラシリーズがあって、今は見ていないが初期は毎月のように増えるキャラクターを抱え込んで、最後にはキャラの大渋滞になっていた。
それはそのはず、プリパラはゲームとのメディアミックスであり、ゲームでの新キャラ搭載に合わせてアニメにも新キャラを出す必要があった。
過去のキャラも大切にするあまり、無理矢理なストーリー展開が目立ってしまうのだ。
その点「プリキュア」という変身ヒロインだけを踏襲し、舞台もキャラクターも一新される方が好みだ。
毎年面白いので、前年度の喪失感もすぐに消える。

四.毎週最新話が見れる

年単位で続くアニメだと当然ではあるのだが、深夜アニメのような1クールで入れ替わるアニメに慣れていると、1年ずっと楽しめるのは贅沢だ。
それも、1年経ったら新しいシリーズになるだけで、プリキュアそのものは毎週最新話が提供されるのである。
週に1回の楽しみとして永遠に追いかけられる。

五.TVerで見れる

同じ立ち位置に日曜朝の子供向け番組「ニチアサ」と呼ばれる番組がある。
仮面ライダーとスーパー戦隊だ。
まあ、それらは特撮であり実写ドラマ、ターゲットも男児のためプリキュアと比べるのはお門違いではあるのだが、決定的に異なるのは、ライダーも戦隊もTVerで見れないことだ。
もちろん、その他のメディアで無料見逃し配信が行われているわけではない。
テレビ以外で見ようと思ったら何らかの有料サービスに加入しなければならない。
その点、現時点においてプリキュアはTVerで毎週最新話が見れるのでありがたい。

六.作中の宣伝が控えめ

これは上記のTVerで最新話が無料で見れることに通ずる。
綺麗でない言葉で表すと「プリキュアは金の匂いが薄い」のだ。
もちろん変身アイテムなどのグッズが売れるような作りにしないといけないのだろうが、ライダーや戦隊に比べると1年のうちにリリースされるグッズは少なく、大人向けのものでもない。
(特撮のグッズは大人のコレクター向けの面もある)
なので作中に宣伝のために差し込まれたようなシーンがほとんどないのだ。
 
というか変身アイテムは1年を通して使い続けられるので、毎回全員が変身して戦うプリキュアにおいては特別に何らかのシーンを差し込む必要がないのだろう。

七.キャラの作り込みが凄い

暇な時にプリキュアの作品やキャラクターのピクシブ百科事典を読んでいるのだが、読むたびに「ここまで作り込んでるのか」と感心させられる。
(ネタバレがあるので見終えた作品のページしか読まないようにしている)
 

八.メインキャラが中学生

ひとえに、上述のような深いキャラクターを作り出せるのは、メインキャラクターが中学生だからではないかと思っている。
子供が大人になることを意識し始める年頃だ。
色々な悩みや葛藤がある。
子供らしさと大人っぽさが混在する絶妙なライン。
まだ小学生みたいな言動の中学生もいれば、大人っぽい中学生だっている。
それをうまく設定やドラマに落とし込めている。
プリキュアを見れば見るほど、自分も子供の頃にプリキュアを見ておけばよかったと後悔してしまう。
まあ、見るたびに後悔するのも嫌なので「遅くなったけどプリキュアの魅力に気づけてよかった」と思うようにしている。

九.明るい作風

メインターゲットが女児であることを忘れていなければ、当然のことである。
物語はハッピーエンド、ドロドロした人間関係もなく、カラッとした晴空のような雰囲気を纏っている。
少なくとも、見ていて胸が締め付けられるような気持ちになることはない。
感動的なシーンは多々あるが、どれも成長や友情に起因する清々しいものだ。

十.名言・名シーンに出会える

良作には名言、名シーンがつきものだ。
プリキュアも例外ではない。
実際に個人的に好きなセリフを取り上げて締めさせてもらう。
セリフだけなのでネタバレにはならないが、好きなものを最後まで取っておきたいタイプの方は見ない方が良いかもしれない。
 
【映画 ハピネスチャージプリキュア! 人形の国のバレリーナ】
幸せなことばっかりじゃないし、思い通りにならないこともあるよね。
現実、嫌なことはあるし、泣いちゃうことだってある。いっぱい凹むし、傷つくことだってある。でもそれは自分だけじゃない、みんなそう。
嫌なことがあっても、その先に幸せがきっとある。
私たちには希望がある。幸せを生み出す力がある。
たった一つでも、愛がある限り、私は、私たちは、幸せを諦めない。
 
【Go!プリンセスプリキュア(第50話)】
絶望は、消せない。絶望は、どこにでもある。今までずっと、辛いことはたくさんあった。でも、それを無かったことになんてできない。
ううん、なくしたくない。
楽しいことと辛いことは背中合わせ。でも、だから、今の私がいる!
夢も、絶望も、その両方が、私を育ててくれた。
嬉しいこと、悲しいこと、全部ひっくるめて、夢ってことなのかな。
 
【HUGっと!プリキュア(第43話)】
ずっと思ってた。片想いに、叶わない恋に、意味はあるのかなって。でも——
きっとあった。ドキドキした気持ちも、胸がキューっとなって、流した涙も、今、私の心で、輝いてる。