面白そうなノートPCスタンドがあったので購入してみた。
その名も「MOFT U」だ。
MOFTという製品は知っている人も多いだろう。
スマホやタブレットにつける折り畳みしきのスタンドで有名だ。
まさかMOFTシリーズにノートPCスタンドがあったとは。
折り畳めるノートPCスタンド。
強度面で不安は感じるが、そこに問題がないのであれば軽くて気軽に持ち歩けて便利そうだ。
ちなみに、現在使っているアルミ製のノートPCスタンドはこちら。
この一般的な構造のノートPCスタンドと比較して「MOFT U」はどうなのか、メリットとデメリットを上げていく。
メリット
まずは「MOFT U」の魅力から紹介することにしよう。
もちろんデメリットもあるわけだが、先に良い点を紹介した方がいいだろう……
折り畳める
「MOFT U」に限らず、MOFT製品は「畳める」というイメージが強いのではないだろうか。
一般的なノートPCスタンドが「ガッチリ硬くて重たい」のに対して、「MOFT U」は軽くて薄い。
三つ折りできる硬い板だ。
この状態だと、サイズは15.5cm×10.3cmだ。
それを広げるとこうなる。
折り目がついているので、ポップアップさせるように両端を折り込むと、ノートPCスタンドに変形する。
触ってみるとわかるのだが、これがなかなか丈夫で、スタンド状態から自然に崩れることはない。
折り込んだ両端が下面になるので、自重でロックされている。
マウスパッドになる
これはマウスを使わない、使ったとしてもトラックボールタイプの私には活用できないのだが、広げた状態がそのままマウスパッドとして使える。
マウスパッドにしては縦長だが、気になるなら畳んでやればいい。
ただ、マウスパッドとして使えるというのはオマケ程度の機能に思えた。
PCを使うときはマウスも使うしスタンドは使わない。
PCを使わないときはマウスも使わないがスタンドは使う。
スタンドがマウスパッドを兼ねるのは、理にかなっているように思える。
しかし実用を考えると、いちいち広げてマウスパッドにしたり組み立ててスタンドにしたりするのは手間なので、スタンドのまま置きっ放しになると思われる。
デメリット
畳めてマウスパッドにもなるなんて、もう普通のノートPCスタンドなんていらないじゃん!
とはならない。
残念ながら、メリットがあればデメリットもあるものだ……
幅の調節ができない
見た目ですぐにわかるが「MOFT U」にはノートPCに合わせて幅を調節する機能がない。
なので、分厚めのノートPCにも対応できるように、かなり広いスリットになっている。
ここに薄いノートPCを立てれば当然、斜めになってしまう。
幅が約2.5cmのスリットに厚さ1.5cmほどの13インチMacBookを立てかけると、1cmの余裕ができるわけで。
この見た目はあまりスマートではない。
これはこれで出しやすいのかもしれないが……
それに、机に振動が加わると揺れてしまう。
幅が調整できるタイプでジャストサイズにしておけば、机が揺れてもノートPCが揺れることはないのだ。
具体的には、机の上でハンドシュレッダーを使うと揺れる。
「MOFT U」から飛び出してしまうことはないので、ノートPCスタンドとしての役割は果たしてくれてはいるが、どうしてもシュレッダーをかけているときに机の奥でガタガタと揺れているMacBookが気になってしまう。
ちなみに、ノートPCが斜めになったところで「MOFT U」の土台が広いので倒れない。
ただ、そもそも土台が広いことがデメリットなのだ。
土台が大きく感じる
「MOFT U」そのものが畳めるという構造上、重さと強度に欠けるので、それを面積で補っているのだろう。
他のアルミ製スタンドと比べると幅をとる。
根本的なノートPCスタンドを使う目的が「ノートPCを使っていない時に立てて省スペースにしたい」なので、スタンドそのものが場所を取っていては本末転倒だ。
もちろん、ノートPCを平置きするのに比べれば「MOFT U」の面積の方が少ないのは少ないのだが。
ちゃんとしたアルミ製のノートPCスタンドを先に使ったのが良くなかった。
どうしても「それと比べるとMOFT Uの方が場所を取る」と受け取ってしまう。
最初に触るノートPCスタンドが「MOFT U」だったなら、何も思わなかったかもしれない。
終わりに
結果としては、ノートPCスタンドは以前購入したアルミ製のものを引き続き使用。
そちらは自宅に据え置きとして、「MOFT U」は携帯用にした。
畳めば私が使っているガジェットポーチに余裕で入る。
持ち歩くとなれば重くて嵩張るアルミ製よりは「MOFT U」の方が優れている。
MOFT製品の中ではマイナーなのか、Amazonのレビューが少なく、レビューしているサイトもあまりなかったので不安だったが、ノートPCスタンドの機能はしっかり果たしている。
気になるのはデメリットとして上げた幅の調整と土台の大きさくらいだ。
それを気にしないのであれば、アルミ製のスタンドよりオススメできる。