プライベートではMacを使っているが、会社のPCはWindowsなので普段から両方使っていることになる。
基本的にMacの方が使いやすいと思っているが、Windowsを使っていてたまに「この機能がMacにもあればいいのにな」と感じることもある。
その中の一つがクリップボード履歴だ。
コピーした内容を自動的に記録して、後から履歴を呼び出して貼り付けられるという機能である。
残念ながらMacに同様の機能は搭載されていない。
しかし、アプリを使えば実現は可能だ。
コピー履歴を管理するアプリはいくつかあるが「CopyClip 2」を導入したのでいかに便利か紹介する。
正直、Macの必須アプリかもしれない。
コピー履歴を自動で保存
「CopyClip 2」はコピーした文章をひたすら保存してくれるアプリだ。
もちろん、それを好きな時に呼び出して貼り付けることができる。
日本語には対応していないが、設定メニューはシンプルなので問題ない。
コピー履歴を保存する数も調整できる。
個人的には50も保存してくれていれば十分だが、設定だけなら4桁まで入力できるので、最大で9999個だ。
こうして細かく設定できる点は、Windowsのクリップボード履歴より融通が効いて良い感じだ。
まずは1週間使ってみて、便利なら購入すればいいだろう。
(便利なのは間違いない)
ショートカットキーは「Option」+「V」がオススメ
メニューバーに表示される「CopyClip 2」のアイコンをクリックしてコピー履歴を呼び出すことができるが、ショートカットキーを設定した方が効率的だ。
環境設定から好きなキーを設定できる。
私は「Option」+「V」で設定している。
Windowsのクリップボード履歴が「Start」+「V」なので、それに慣れていると「Option」+「V」が最もスムーズではないかと思う。
ちなみに「Option」+「V」は「√」の入力に使うが、私の普段の入力内容で√を使う場面はないし、あったとしても「ルート」からの変換で入力できる。
クリップボード履歴の呼び出しと比べれば、使用頻度は圧倒的に少ない。
ピン留めもできる
Windowsのクリップボード履歴にはピン留め機能があり、コピー履歴が増えたりシャットダウンしてもずっと履歴に特定の内容をキープさせておくことができる。
よく使う文章などをピン留めしておくことで、いちいちコピペしなくても履歴から呼び出せる便利な機能だ。
素晴らしいことに「CopyClip 2」にも同様の機能が備わっている。
コピー履歴を表示した状態で、ピン留めしたい履歴を右クリック。
するとメニューが表示されるので「pin」すればOKだ。
また「edit」から内容の編集もできるので、定型文を変えたくなったら、いちいち書き直してコピー→再度ピン留めしなくても、直接書き換えられるのだ。
また、「Search」から履歴の検索も行えるので、どれくらい前にコピーしたものか思い出しながら探さなくても、目的の履歴を見つけることができる。
終わりに
もっと早く導入していればよかった。
コピー&ペーストを使わない人はいないだろう。
そのコピペをより効率化できるのだから、便利にならないわけがない。
特にMacBookだと画面は1つしかない上に小さいので、複数のアプリを表示してコピペしていく作業がやりにくいこともある。
そんな時はコピー元のアプリを全画面にしてひたすらコピーしてから、貼り付け先のアプリを全画面にしてひたすらペーストといった効率化もできる。
Windowsも使ったことがある人であれば「Start」+「V」の便利さを知っているはずだ。
あれをMacでも行うことができる。
むしろ、単体のアプリとなっていることで機能面ではWindowsのクリップボード履歴よりもできることが多くて優秀だったりする。