ビルドンブング

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余ったmicroSDにWindows OSを入れてMacで起動する

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テレワークが推進されている。
この季節は自宅にいても暑いので、テレワークをすると電気代がかさむので好ましくないのだが、それをケチって感染する方が大変だ。
というわけで私が勤めている会社でもテレワークが導入されている。
リモートソフトで会社のPCに自宅のPCからリモート操作する仕組みだ。
PCのスペックは会社にある本体のPCに依存するので、自宅でリモートソフトを起動するPCは何でもいいというわけだ。
Windowsであれば。
さて、Macユーザーの私はどうしたものか。
会社からWindowsのノートPCを借りることもできるが、スマートさに欠ける無骨なノートPCなので視界に入れたくない。
というわけで、何か良い方法はないか探った結果、余っていたSDカードにWindows OSを入れてMacで起動できるようにした。

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会社のテレワークに必要

デスクワークなのでテレワークでも仕事はできるのだが、会社が導入したテレワーク用リモートソフトがWindows用なのだ。
もちろん、WindowsPCを持っていない人には会社支給のノートPCが貸与されるが、仕事でしか使わないPCを自宅に置いておきたくない。
邪魔にしかならないだろう。
もしもMac OSでWindowsが使えれば……
と言いつつ、方法はいくらでもある。
例えば専用のソフトがある。
最近なら仮想デスクトップとして「Windows 365」というサービスも提供され始めたばかりだ。
しかし、どれも無料とはいかない
おそらく仕事でしか使わないであろうWindowsのためにソフトやサービスに自腹を切る理由がない。
プライベートで使うならiPhoneやiPadとの連携もあって確実にMacなのだから。

SDカードにWindows OSを入れてMacで起動

なにかいい方法はないかとネットで調べていると、USBメモリやSSDメモリにWindows OSを入れてMacで起動するという方法を見つけた。
USBメモリや外付けディスクでできるのなら、同じ記憶メディアであるSDカードでもできるはずだ。
というわけで上記のサイトを参考にトライ。
ちなみに、Windowsを起動して設定を済ませるまでMacbookのキーボードとトラックパッドは使用できないので、有線のマウスとキーボードを別で用意する必要がある。
 
ライセンスについては、Macを購入する前に使っていたWindowsのものを移行できたので、別途購入する必要はなかった。
 
キー入力についてはGoogle日本語入力で設定を調整することでMacに近いものにカスタムできる。
 
もちろんMacBookのアクセサリも認識するので、HDMI等でデュアルディスプレイにしたり、USBデバイスを接続したりすることもできる。
つまり、MacBookをWindowsノートPCと同じように扱えるというわけだ。

スペックよりも通信速度

冒頭の通り、テレワーク用ソフトを起動するだけなのでPCのスペックは大して必要ない。
リモートソフトで他のPCを操作するだけなら接続先のPCのスペックに依存するので、こちらはリモートソフトを動かせればそれ以上のスペックは必要ないのだ。
 
スペックよりも大事なのは通信速度である。
リモートで他のPCを操作するということは、こちらの入力を通信で送っているということ。
また、PCの画面をミラーリングしなければいけない。
それなりの通信速度がないと厳しい。
試しに速度制限がかかった状態(300kbbs)でリモート接続してみたら、マウスやキーボードの入力は大きな遅延なくできたが、画面情報の更新が遅く、マウスカーソルを動かしてもカクカクした軌道になり、とても作業できるものではなかった。
 
幸いなことに自宅は楽天回線エリアなので、楽天モバイルなら気にしなくてOK。
これで無事にMacでのテレワーク環境ができた。

終わりに

「Windows 365」が低スペックならMicrosoft 365契約者は無料で使えるとかなら万事解決、むしろiPadでもテレワークができて快適だったのだが……
しばらくはテレワークの度にMacを再起動してOS選択からWindowsを起動しなければならない。
それでも、ミニPCやスティックPCよりもずっとコンパクトなSDカードでWindowsを使えるだけマシである。
普段使っているSDカードケースにWindows OSを入れたSDカードを1枚入れておくだけでなのだから。