固形物を食べずにプロテインだけで生活できないか試していたのだが、その中で不安要素が1つ。
排便がほとんどない。
しかし、先日とあるきっかけで久々の便通。
おそらく食物繊維が足りていなかったのではないかと考えて、プロテインと一緒に水に溶かして摂取できる難消化性デキストリン粉末を試してみることにした。
グラノーラを食べて食物繊維不足に気づく
先日、プロテインを美味しく飲む方法を試す中で、グラノーラを食べた。
その後、驚くほどの便通。
プロテイン生活になってからほとんど排便がなかったので、その分もまとめて一気に出てきたという感じだった。
そこで思い当たったのが食物繊維だ。
グラノーラの主成分である麦には食物繊維が豊富に含まれている。
便通が食物繊維の摂取により促されたものであるとすれば、普段から積極的に摂取していきたい。
というわけで、プロテイン生活の中に無理なく組み込める食物繊維を探した。
難消化性デキストリン粉末
ちなみにプロテインと同じメーカーのニチガから販売されているものを選んだ。
見た目はただの白い粉。
無味無臭なので、飲み物や食べ物に入れても気にならず、普段の食生活に取り入れやすいとのこと。
原材料もとうもろこしと小麦由来なので比較的安心できる。
実際に水を用意して、
そこに難消化性デキストリン粉末を入れて混ぜる(シェイク)
うっすらと緑色になったが、飲んでみたら普通の水と変わらず、味もない。
確かに、これなら何にでも入れられる。
もちろんプロテインにも。
不溶性食物繊維が足りない?
パッケージには1日10gを目安にと記載されていたので、朝晩に小さじ2杯ずつを飲んでいた。
しかし便通は訪れない。
調べてみると、1日の食物繊維摂取量の目安は20gほどとされている模様。
他に食物繊維を含んでいるものをほとんど摂取していないのだから、20g全てを難消化性デキストリンで賄おうと、朝晩小さじ4杯ずつにして倍の量を摂取するようにした。
結果、便通はあった。
しかし排泄される量が少ない。
あくまでも推測だが、難消化性デキストリンが水溶性食物繊維だからかもしれない。
食物繊維には「水溶性食物繊維」と「不溶性食物繊維」の2種類がある。
水溶性食物繊維
保水性が高い胃や腸で水分を吸収して大きくふくらみ、腸を刺激して蠕動(ぜんどう)運動を活発にし、便通を促進します。 繊維状、蜂の巣状、へちま状よく噛んで食べるので、食べすぎを防ぎ、顎(あご)の発育を促すことで、歯並びをよくします。 発酵性大腸内で発酵・分解されると、ビフィズス菌などが増えて腸内環境がよくなり、整腸効果があります。概して、水溶性食物繊維より発酵性は低い。不溶性食物繊維
粘性粘着性により胃腸内をゆっくり移動するので、お腹がすきにくく、食べすぎを防ぎます。糖質の吸収をゆるやかにして、食後血糖値の急激な上昇を抑えます。 吸着性胆汁酸やコレステロールを吸着し、体外に排泄します。 発酵性大腸内で発酵・分解されると、ビフィズス菌などが増えて腸内環境がよくなり、整腸効果があります。(出典:食物繊維の分類と特性|大塚製薬)
難消化性デキストリンは水溶性食物繊維だ。
つまり、便が腸の中を動きやすくするだけであり、便の量は増えないということだろう。
便の量が足りないと何が問題かというと、腸の壁面に張り付いた便、いわゆる宿便がたまることだ。
量が多い便が腸を通ると、それだけで壁面の便も一緒に剥ぎ取ってくれる。
このままでは壁面に便が溜まる一方なのではないかと不安になった。
終わりに
食物繊維不足を難消化性デキストリンで解消できるのか?
という問いに対しての答えば微妙なところだ。
正確には「水溶性食物繊維不足は解消できるが不溶性食物繊維不足は解消できない」といったところだろう。
なので、不溶性食物繊維は摂取できているが、水溶性は足りていないと感じる方(便の存在は感じるのになかなかスルッと出てこないとか)は取り入れてみると改善できるかもしれない。
そもそもどちらの食物繊維も足りていない私が水溶性の難消化性デキストリンだけを取り入れても、あまり大きな効果はなかった。
もしも効果を感じられたなら、より大容量でお得な値段のものもあるので、そちらを買った方が良い。
しかし、最初は少ないもので試すのが無難だろう。