ここ3年ほどは映画館に足を運んでいなかった。
最後に劇場で見た映画は「ラストレター」だったと記憶している。
(KDDIの株主アンケートで抽選に当たった)
そもそも映画館が営業自粛していたりしたのもあったのだが、今はいくつか制限付きで営業を再開しているようだ。
そんなおり、知人が「ゴジラVSコング」を観に行くけど一緒にどうかと誘われたので、久々に映画館で映画を観てきた。
前後左右が空いてて広々座れる
館内およびスクリーンの換気はもちろん、座席も間に1席開けるようになっていた。
せっかく知人と来たのに、隣に座ることはできない。
ただ、これはこれで広々と座れて快適だった。
肘おきは何も気にせず左右とも使えるし、座席も千鳥配置なので前後左右に人はいない。
前の椅子に足が当たっても音が立たなければ問題なし、前の人の頭が邪魔になることもない。
今は懐かしいぎっしりと座席が埋まった映画館よりも空間に余裕があって居心地が良かった。
(導入客数が減るので映画館側としては利益を上げにくいのかもしれないが)
CGで大迫力になった怪獣映画
ゴジラの映画というと、私は20年近く前に観た「ゴジラ×メカゴジラ」を思い出す。
なぜか「とっとこハム太郎」と同時上映だったやつである。
前売り券か入場特典か忘れたが、今でも実家のどこかにゴジハムくんのキーホルダーがあるはずだ。
(ハム太郎がゴジラの被り物をしているキーホルダー、観ようによってはハム太郎がゴジラに食べられているように見える)
調べてみたら生誕20周年プロジェクトまで行われていたようだ。
当時のゴジラシリーズは東映特撮のひとつだったため、CGではなく着ぐるみだった。
それでも子供ながらに楽しめた記憶があるが、今回の「ゴジラVSコング」は海外の作品だ。
ゴジラやコングはもちろんフルCG。
日本で現在放送中の特撮番組のように、基本は着ぐるみ、要所要所でCGを活用するのとは違う。
フルCGというだけで製作費の大きさが伺える。
それでいて、当時の特撮へのリスペクト(実際の意図は不明)かあえて着ぐるみっぽいCGにしているのだ。
伊集院光・深夜の馬鹿力で伊集院光が感想の一つとして「あえて着ぐるみっぽいCGにしてるのでは」といった旨の発言していたので意識して見ていたら、確かにそう思う。
見た目は着ぐるみに寄せていたとしても、アクションはCGさながらの大胆な動きとエフェクト。
戦闘シーンは軒並み勢いがあって、見ているだけで気持ちいい仕上がりだった。
単体で完結する作品は見応えあり
「ゴジラVSコング」に限らず、連続ドラマやアニメ、漫画は追いかけないといけない、2時間ほどの時間で起承転結がしっかりまとめられている映画は満足度高めだ。
それゆえに単調なストーリーになりがちという欠点もあるが、それはそれで2時間ほどでわかりやすく楽しめるという、娯楽として必要最低限が保証されているといえよう。
だから私は連続ドラマやアニメよりも映画の方が好きだ。
漫画も完結済みの作品をまとめ買いする主義だし、小説は1冊で完結しているものを好んで読む。
どんなに面白い作品でも、終わりへの持っていき方によって評価は変わる。
今の面白さが最後まで続く保証はないのだ。
終わりに
久々に映画館に行くと、やはり良いなと思う。
内容は同じなのに、映画館の大きなスクリーンで見るのと、テレビやPCの画面で見るのとでは迫力が違う。
VRゴーグルなどで目の前に大スクリーンがあるようにして見ることもできなくもないが、映画作品として作られている以上、それを見るのに最も相応しい場所は映画館なのだろう。