ビルドンブング

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自分にしか撮れない写真=自撮り

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普段の生活の中で写真を撮ることはあるだろうか。
普段はなくても、旅行などで特別な場所に行った際は、思い出として写真を撮る人も多いのでは。
そういう場面で、どんな写真を撮っているだろうか。
風景の写真、食べ物の写真、人の写真――
現代において、もっとも撮るべき写真は「人の写真」ではないだろうか。
それも、自分の写真、つまり自撮りだ。
 

写真があふれる現代

昔の写真と言えば、フィルムから現像するものであり、焼き増ししない限り1枚しか存在しないものだった。
しかし現在の写真は画像データとして扱われることがほとんどだ。
データはコピーが容易だし、ネット上に公開もされる。
むしろ、ネット上に公開することを目的として撮影される写真の方が多いのでは、というくらいだ。
そして、そうやって公開された写真は、他の人もダウンロードできる。
つまり、無限に、何人でも、同じ写真を持つことができるのだ。

写真を撮る意味

となると、自分で写真を撮ることの必要性に疑問を抱かないだろうか。
例えば風景の写真。
あなたがプロのカメラマンで、高い撮影技術を持っているのであれば、撮る意味はあるだろう。
しかし、素人の私が撮る風景の写真に意味はあるのだろうか。
なぜなら、ネットで探せば自分が撮るよりもずっと綺麗に撮影された写真が転がっているからだ。
ニッチな風景や、今しかないタイミングを捉えた写真ならまだしも、他の人も撮るようなものを撮ったところで、それは他人が撮影した写真の劣化のような写真にしかならないというわけである。

自分で撮るべき写真とは

では、自分で撮影するべき写真とはどんなものだろう。
先にチラッと出したが、およそ他の人が撮影しないようなものや、その一瞬しか取れない「奇跡の一枚」のような写真が該当する。
しかし、そんな場面を撮影する機会はほとんどない。
では、一般人が写真を撮る意味とは何なのか……
 
実は、自分にしか撮ることができない貴重な被写体がある。
それは自分自身だ。
いわゆる自撮りである。
自分の写真を撮るチャンスがもっとも多いのは、自分自身だ。
また、自分の映った写真を撮れるのも、自分だけ。
だから、価値のある写真を撮りたければ、自分も一緒に写ればいい
例えば旅行に出かけて、風景の写真を撮るのは構わない。
だが、前述の通り風景だけの写真なら他の人がもっと上手く撮影したものがネット上に転がっている。
だから、その風景に立っている自分を撮影するのだ。
そうすれば、そこに行った自分という記録写真になるし、自分だけの1枚となるだろう。
他人にとっては無価値な写真になるが、自分にとっては掛け替えのない写真となる

終わりに

実は、私は自撮りが好きではなかった。
写真で見る自分の姿が苦手だったからだ。
しかし、後から見返す写真は圧倒的に自分が写っているものが多い。
ただの風景や、自分と関係ない人が写っている写真なんて、見返すことがない。
なので「自撮りはちょっと……」という方も、気にせずガンガン自撮りしていくべきだ。
幸いなことに、自撮りは一般的な文化になっている。
数年前はナルシストなイメージだったが、今は普通だ。
ぜひ、思い出になるような写真を撮っていただきたい。