カーテンのない生活をしているが、引越してから向かいのビルの灯りを眩しく感じることもある。
それまでに住んでいたのがマンションの高層階だったので、向かいからダイレクトに灯りが入ってくることがなかったのだ。
しかし、カーテンを設置しないことによって、部屋を広く感じられたり、カーテンを手入れする煩わしさからの解放は、一度経験してしまうと、もうカーテンを使おうなんて思えない。
要は、夜中に気になる向かいのビルからの灯りをブロックしてくれればよくて、別に日中の日光を遮断しなくてもいい。
だったら、カーテンである必要はないのではないだろうか。
ちょうど、毎日のように羽織る上着がある。
これをハンガーでカーテンレールに吊るせば、脱いだ上着で外からの灯りを遮断できる。
上着のカーテン
早速、クローゼットから着用頻度が高い上着を出して、カーテンレールに吊るしてみた。
幸いなことに、自宅の窓は下半分が磨りガラスになっているので、上着を吊るすだけでいい感じに光を遮断できる。
もちろん、窓全体を覆うカーテンに比べると心許ないものの、夜に外から入ってくる灯りをカットする分には十分である。
そして、毎日の出かける時に、上着をクローゼットから出さなくてもすぐに羽織ることができる。
帰宅後も、窓の前で上着を脱いでそのままハンガーにかけるだけ。
着替えも楽になった。
上着が前提の服装
せっかく上着のカーテンを作っても、その上着をずっと着ないでいるとホコリが溜まるし、服も傷んでしまう。
ある程度の入れ替えが必要なので、カーテンにしている上着は頻繁に着用するものだけを選ぶ。
普段の服装を上着を羽織ることを前提にした服装にしておくと、自然に回転率が上がる。
これに関しては、ちょうど最近インナーで調整して基本的に季節を問わず上着を羽織るファッションで統一しようとしていたところである。
春や秋にしか着れないような上着でも、インナーを薄着にすれば夏でも、インナーを防寒性の高いものにすれば冬でも、つまり一年中着られる。
そんな上着で統一すれば、自然にカーテンとしての回転率も上がるわけである。
直射日光に注意
冒頭でも述べたが、私が住んでいる家には日光はほとんど差し込まない。
窓の外にはビルがあるからだ。
そして、そのビルが夜中もずっと電灯がついているので、その光が寝るときに気になる。
そんな環境だからこそ、上着カーテンが成立するといえる。
これがもしも日中に日光がガンガンに入ってくる部屋で上着をカーテンにしようものなら、服がすぐに傷んでしまうだろう。
あくまでも、人工的な光を遮断する効率的な方法として上着カーテンを提案している。
直射日光までカバーしたいのなら、日光で傷まないような上着を使うか、傷んでも構わない上着を使うか。
どちらにせよ、そこまでするなら潔くカーテンを導入した方が賢明かもしれない。
終わりに
やはり完全な遮光性はないものの、上着カーテンで枕周辺にあたる部分に光が来ないようにすることができた。
心なしか、寝心地も良くなったような気がする。
カーテンは遮光にしか使わない上に、遮光が必要になるのがほとんど夜だけ
しかし上着は日中の衣類となり、夜は遮光もしてくれる。
ミニマリスト志向の私にとってはカーテンよりも上着の方がずっと万能に思える。