睡眠トラッキングアプリは数あれど、実は実際の睡眠時間よりも、ベッドに入ってから出るまでの時間を記録して欲しかったりする。
健康管理としては実際の睡眠時間の方が大切なのだろう。
一方、時間管理の面では、眠れたかどうかは別として、何時に寝床について、何時に寝床から出たかを記録したい。
アプリを探してみたが、睡眠検知と違って、布団に入ったかどうかを自動検知するアプリなんてない。
どうにかならないかと考えていたら、iPhoneの睡眠モードとショートカットのオートフォーメーションを利用すれば、自動記録が簡単にできた。
睡眠モードorおやすみモードを使う
まず前提として、夜ベッドに入る前にiPhoneの睡眠モードかおやすみモードをONに、朝ベッドから出たらOFFにする必要がある。
Apple Watchを装着したまま寝る人は間違いなく習慣付いているだろう。
そうじゃない人も、簡単にできるのですぐ習慣にできる。
ONにするのは睡眠モードでもおやすみモードでも、どちらでも構わない。
厳密には、睡眠モードのON・OFFに連動して、勝手におやすみモードもON・OFFする。
(睡眠モードがONの時におやすみモードがOFFになることはない)
ちなみに睡眠モードについては、活用法も含めて↓の記事で詳しく紹介している。
どちらの操作も、コントロールセンターからワンタッチだ。
少なくとも、何らかのアプリにいちいち時刻を記録するより手軽なのは間違いない。
ショートカットを作る
これで、ベッドに入る際に、おやすみモードがONに、朝起きてベッドから出るとOFFになるというわけだ。
後は、それを利用して、ON・OFFに連動して、自動的にその時刻が記録されるようにすればいい。
iPhoneで自動的に何かを行うとなると、ショートカットアプリの出番である。
こちらは、純正アプリとなっていて、安定感のあるアプリだ。
この「ショートカット」の「オートフォーメーション」を使って、睡眠モードのON・OFF時に現在時のメモを作るようにする。
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いつおやすみモードがオンまたはオフになったとき
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行うメモを作成
メモを作成のアクションは、現在の日付でメモを作成するだけのシンプルなもの。
もちろん、純正メモ以外のアプリに記録したいのなら「行う」を別のアプリに指定すればいい。
(そのアプリがショートカットに対応していれば)
注意したいのは「実行の前に尋ねる」をオフにしておくこと。
そうしないと、睡眠モードがONになっても、実行を許可しないとショートカットは動かない。
要は、おやすみモードの切り替えで作動するオートフォーメーションを使って、その時刻をどこかに記録できるというわけである。
先述したが、睡眠モードのON・OFFでおやすみモードも連動するので、睡眠モードでは無くおやすみモードを利用している方も問題ない。
終わりに
そもそも睡眠モードを使っていれば、睡眠のトラッキングをしてくれる。
そこに、今回紹介したショートカットが加わることで、睡眠時間だけでなく、ベッドの中にいた時間も記録できる。
もちろん、Apple Watchからモードを切り替えても、iPhone側でオートフォーメーションは作動するので心配ない
iPhoneを使っていて、睡眠時間とは別にベッドにいた時間も記録したい人は是非。
かなりピンポイントだが……。