学生の頃から5年ほど前までソーシャルゲーム、いわゆるソシャゲをやっていた。
当時は楽しんでいた気もするが、義務感もあったように思う。
家庭用ゲーム機のような買い切りと違って、課金制のため次々と新しいコンテンツが追加される。
期間限定のアイテムやイベントにずっと追われていた。
嫌になってやめようと思っても、ログインボーナスだけはと、毎日ゲームを開いてしまう。
一度開いてしまうと、課金を促すような新要素が目に入る。
結局、もったいない気がしてやめられないでいた。
その「もったいない」のせいでどんどん時間を浪費していたにも関わらず。
そんな連鎖を断ち切ることができた簡単な方法を紹介する。
要は、今まで積み上げた時間を無に帰せばいい
お金をかけないと時間が奪われる
ソシャゲは課金すれば楽になる。
強いアイテムを手に入れたり、時間が経たないと回復しないスタミナを一瞬で回復させたり。
「お金をくれない人からは時間を貰う」と言われているようなものだ。
ゲームへの課金には敏感なのに、ゲームにどれだけ時間を奪われているかには鈍感な人が多い。
何故なら、それに気づかれないように、運と時間で無課金でもいけると思わせる作りになっているからだ。
毎日のログインで、普通は無料で手に入らないようなアイテムがもらえるのも嫌らしい。
ただでさえお金をかけられない無課金勢から、時間まで奪っている。
やるならやるで課金してしまった方が良い。
どうせ無課金で課金組には勝てないのだから。
無課金でダラダラ続けるくらいなら、潔くやめるべきだ。
家庭用ゲーム機を買って、中古で適当なソフトを買って遊んでいる方がまだマシである。
時間をかけて積み上げた物を崩す
つまり、無課金勢にとっての武器は「運」と「時間」である。
これにすがりついて、ゲームを続けている状態だ。
特に「時間」はプレイヤーに「もったいない」と思わせる元凶である。
この感覚を裏返してしまえばいい。
今までスタミナの回復時間を気にして、1分も無駄にしないようにしていたのなら、スタミナが完全回復した状態で何時間も放置してみる。
毎日欠かさずログインしていたのなら、1日ログインせず、継続日数をリセットさせる。
そんなことでと思われるかも知れないが、これが意外と効果抜群なのだ。
ほんの数時間のスタミナ、ほんの1日のログインを逃しただけで「もういいや」となれる。
現実の時間では無く、ゲーム内の時間を無駄にするのだ。
すると、今までは積み重ねた時間がもったいなかったのに、今度は「これから積み重ねても無駄」と思えるようになる。
「もったいない時間」が過去では無く、未来になるのだ。
楽しめているのなら無理にやめなくていい
さんざんソシャゲをやめさせる方向の文章を書いてきたが、別に義務感を抱くこと無く楽しめているのなら、無理してやめる必要は無い。
むしろ、先述のように数日放置していても損した気持ちにならず、やりたいという欲求が増すのであれば、義務感無く楽しめていた証拠だろう。
(「やらなきゃ」ではなく「やりたい」なので注意)
もしも今まで義務感でプレイしていた場合、妙な開放感でスッキリして、キッパリやめられるはずだ。
ゲームはあくまでも娯楽。
しかし、娯楽はゲームだけではない。
終わりに
私の場合は毎日のログインボーナスだった。
継続ログイン日数が増えるほど豪華なアイテムがもらえる。
今までの日数分の積み重ねがあるから、時間の無駄だとわかっていても「ログインだけなら」と続けてしまう。
すると、冒頭のように新しいキャラクターやイベントが目に入ってしまう。(しかも期間限定!)
結果、なかなかやめられずにいた。
しかし原因がわかれば対処を考えるのもたやすい。
継続ログイン日数が途切れるのがもったいなくてゲームを開いてしまうのなら、継続ログイン日数をリセットしてしまえばいい。
と言うわけで、1日ログインしなかっただけで「もういいや」となって、スッパリやめられた。
最後に述べたように、ソシャゲに時間を使うことが悪だとは言わないが、もしも義務感でやっているのなら、やめた方がいい。