食欲とは非常に厄介なものである。
必要無栄養素を摂取した時点で自動的に消えてくれればいいのだが、人の欲はその程度で満たされないようだ。
もっともっと求めてしまう。
その食欲のままに食べまくっても、何のデメリットもなければまだ良い。
そうじゃないからタチが悪いのだ。
目的は何であれ、食事制限をしている人orしたい人は一定数いるだろう。
私もその一人だ。
だから難しさは理解できる。
そんな時、モチベーションになるであろう、食べ過ぎによるデメリットを「減量・ダイエット」と「作業効率化」の2回に分けてまとめる。
まずは単純な減量・ダイエット目的における食べ過ぎのデメリットから。
作業効率化については以下で。
必要以上に食べれば太る
太らないために食事制限をしているのか、太った体をどうにかしたくて食事制限をしているのか。
目的は何であれ、太り過ぎが良くないのは絶対的な事実だ。
しかし食べれば食べた分だけ太る。
食べたものがそのままの形で排泄されることはない。
便という形になって出てくる以上、体内でしっかり吸収されたということだ。
「低カロリー」とか「食物繊維が豊富」のように、まるで食べれば痩せられるような錯覚を起こす謳い文句を掲げた食品もある。
もちろん、他の食品に比べれば太りにくいのだろう。
しかし「食べれば痩せる」と堂々と言い張っている食品はない。
裏を返せば、何であれ「食べたら太る」のである。
逆に、食べなければ痩せる。
それは以前に断食をしてみた時に実体験として確認した。
必要最低限だ。
日々の生活に合わせた最低限の食事に留めておけば、痩せはしないかもしれないが、太ることもない。
満腹の基準が上がる
たくさん食べると、もっとたくさん食べられるようになる。
胃の中がいっぱいになるので、胃が大きくなるからだ。
食べ過ぎた時に脳が「これが満腹=満足だ」と覚えてしまうと、毎回同じくらい食べないと満足できなくなってしまう。
生命活動に必要な分は食べているはずなのに、それだけでは脳が満足と認めてくれず、食欲がおさまらなくなってしまうのだ。
これが、太り始めるとどんどん太る理由である。
脳に教え込まなければならない。
いきなり食事を減らして強引に攻めてもいいし、少しずつ減らして脳に気づかれないように慣らしていくのもいい。
どちらにしても、脳が満足だと思い込む基準を下げてやらないことには、いつまでも食欲との戦いが続く。
動きが制限される
痩せるには、食事を減らすか、運動してエネルギーを消費を増やすかの2択だ。
食べ過ぎたとしても、その分だけ体を動かすことができればチャラにできなくもない。
しかし、そうさせてくれないのが実情だ。
なぜなら、食べすぎると、そのあと数時間は体を激しく動かすことができないからである。
満腹まで食べた後にジョギングができるだろうか。
少食に抑えておけば、食後2時間もすればジョギングくらいは何の負担も感じずにできる。
つまり、食べ過ぎた分だけ体を動かして消費しようとしても、そもそも食べ過ぎた体で、それをチャラにできるようなハードな運動などできないのだ。
まとめ
ダイエットのために食事制限を始めるも、上手くいかず後悔ばかり。
その後悔をまとめておけばモチベーション意地に役立つのではと思って、こうしてまとめてみた。
頭ではわかっていても、いざ目の前に食べ物があると、考えることすら忘れて食べてしまう。
文字にしてこうやって書き起こすことで、少しは食欲を抑える助けになってくれればいいのだが……。
おそらく、私はこれからこの記事を何度も読み返すことになるだろう。
それで少しでも食事制限の助けになるのなら御の字である。