亀の子たわしで体を擦る健康法が存在する。
たわしのチクチクで体表の毛細血管を刺激することで血行が良くなるという原理のようだ。
実際、ボディ用の亀の子たわしも商品として売られている。
たわしで体をこすりたいというニーズが一定数存在することが窺える。
たわしで擦るだけなら簡単だ。
初期費用として亀の子たわしを買うだけ。
あとはそれを使って体を擦ればOKだ。
他に特別な費用はかからない。
(シャワーの時間が長くなって水道代が多少増えるかもしれないが)
というわけで買ってきた。
ドンキホーテで500円ほど。
探すのに時間がかかったが、食器用洗剤などが陳列されているコーナーの端、食器用スポンジと一緒に並んでいた。
隅の下の方の段に置かれていたので見つけにくかった。
もちろん、食器用スポンジと一緒に並べられているたわしなので、前述のボディ用ではなく、食器用の毛が硬いものだ。
亀の子束子にはサイズもいくつかあるのだが、3号の1種類しか置いていなかったのでそれを購入した。
とはいえ、片手で握るのにちょうどいいサイズではある。
初めは様子を見ながら優しく
チクチクしたたわしでいきなり体をゴシゴシと擦るのには抵抗があった。
なので、部位ごとに確かめながら、優しく撫でるように擦っていく。
足の裏や太ももは初めから強めに擦っても大丈夫だった。
むしろ気持ちいい。
背中も普段よりしっかりと洗えているような感覚で気分が良かった。
他の部位は慣れるまで3日〜1週間ほどかかった。
頭皮もチャレンジしてみたが、髪の毛が邪魔で頭皮を擦れている感覚がなかったので諦めた。
肌に直接たわしが触れる部分だけ擦ることに。
おそらく人によるだろう。
もともと私は脇腹を触られるのが苦手だし、自分で触ることも滅多にないので、いまだに思い切りゴシゴシといけない。
それでも次第に擦る力は強められている。
初めは強く擦れないくて当たり前くらいに考えておいた方がいいだろう。
それでも無駄だとは思わずに毎日優しく、撫でるように擦ることを続けていれば慣れていく。
少しずつ物足りなくなって、気づけば擦る力も強くなっているはずだ。
これから述べるようなメリットもあるので、とにかく続けてみることをオススメする。
体がポカポカ
もう12月だというのに、シャワー後は半袖半ズボンで過ごせている。
寒いとは全く感じない。
シャワーを浴びる前は肌寒さを覚えているのに、たわしで全身を擦ってからお風呂場を出ると平気なのだ。
半袖半ズボンに着替えて、暖房をつけることなくストレッチをしている。
乾布摩擦と同じ原理のようだ。
そのまま布団に入って仕舞えば、寒さを感じる間も無く眠りに落ちれる。
厚手の寝間着は睡眠を下げる可能性があるので、冬でも薄着で寝られるのはメリットだ。薄い寝間着だと洗濯物が嵩張らないのも何気に嬉しい。
透明感が増す
たわしで肌を擦ると細かい傷がついてしまうのでは、と思っていたが腕の内側のような比較的薄くて繊細そうな部分でも、なんの異常もない。
傷なんてできていないし、むしろ透明感が増しているように思えた。
さて、透明感が増すという効果があるのなら、是非とも顔にも同じ効果が欲しいところだ。
というわけで、顔も同じようにたわしで擦ってみた。
頬や額(特に生え際)は痛みはなく気持ちいい。
唇や瞼周辺の薄い皮膚は優しめに。
そんなことをかれこれ2週間ほど続けているが、肌に異常は出なかった。
肌断食で肌そのものが強くなっているのもあるかもしれない。
効果としては「顔が白くなった」と言われるようになった。
もちろん、亀の子たわしで顔を擦っているという話はしていない。
自分ではわからないが、白くなっているようだ。
他に変わったことはしていないので、亀の子たわしのおかげだと思われる。
手入れ不要ですぐ乾く
タオルやスポンジだと、たわしと比べてどうしても手入れが面倒に感じる。
今まではそんなことを思いもしなかったが、それくらいたわしの手入れが楽なのだ。
亀の子たわしはヤシの繊維が束ねられただけのものなのでパサパサしていて水捌けが良い。
風通しの良い場所か、換気扇の近くに置いておけば数時間で乾いている。
タオルのように洗濯しなくていいし、スポンジのように絞る必要もない。
根元に針金の輪っかがあるので、それをどこかに吊るしておけば勝手に乾いてくれる。
私はユニットバスのカーテンレールにS字フックを使って吊り下げている。
まとめ
肌に関しては透明感が増しているように感じるが、単なる思い込みかもしれない。
しかし顔が白くなったと言われたのは事実だ。
今までは肌断食のためにお湯で流すだけの洗顔をしていたから、汚れが十分に落とせていなかったのかもしれない。
それがたわしで擦ることで洗い落とされ、透明感が出てきたと考えれば納得できる。
本来は食器の汚れを落とす道具なのだから、顔の汚れだって落とせても不思議じゃない。
たわしで擦るだけなら洗顔料も使わないので、自然派でいられる。
その点では、亀の子たわし洗顔と肌断食は相性が良いのかもしれない。
今のところメリットしか感じられない亀の子たわし健康法。
もともと私がボディタオルやスポンジを使わず、洗顔もお湯だけだったので、たわしによる作用がすべてメリットとして働いているだけなのかもしれないが、今回紹介した内容に少しでも魅力を感じたのであれば、一度試してみてはいかがだろうか。
亀の子たわしは500円ほどで買えるし、もしも体に合わなければ普通に食器用として使っていけば無駄にもならない。
ノーリスクでチャレンジできる健康法だ。