金銭欲が三大欲求に入らないわけです。
さて、10月はその日に食べるものをその日に買って食べると決めて1週間ほど過ごしました。
まとめ買いと違って都度お金を払うので一食の金額を意識しやすく、自ずと使う金額をセーブできると思っていたのですが、残念ながら思っていた以上に食欲というやつは厄介者でした。
今回は私の意思の弱さを晒します。
都度買いの経緯
9月、私は月の食費を0円にすることは可能か、試してみました。
結果的に達成したわけですが、こんなことを続けてはいけないと判断し、10月は毎日その日の分の食事をその日に買って食べようと決めたのです。
そもそも、うっかり食欲に負けないように、自宅から食べ物を排除していたので、家に食料がないのです。
というわけで10月に入ってから毎日近所のスーパーに行って食べ物を買うわけですが、なんでも好き勝手に買っていては意味がありません。
1食の金額を意識するために都度買いをするのですから、予算を決める必要があります。
ずばり1日130円。
1ヶ月30日として4000円以内に収まるよう設定しました。
安売りの誘惑
130円以内で買えるもの。
最初に選んだのはバナナでした。
1房120円ほどなので予算内。そして高い栄養価。
まさに理想的な食事です。
そしてバナナをレジに持っていく同線で、安売りコーナーが目に入ります。
パンです。
賞味期限が近いパンに値引シールが貼られています。
近づいてみると、賞味期限が2日後のパンもあります。
「せっかく値引きされているし、明日と明後日の分として買っておこう」と考えて、パンも一緒にレジに持って行きました。
会計は600円ほど。
3日分にしては若干予算オーバーですが、9月は頑張ったし、少しくらい良いだろうと、自分を甘やかします。
そして帰宅後、バナナを1房食べたのですが……。
目の前には買ってきたパン。
明日、明後日の分として買ってきたパンです。
しかし1時間後、私はそれらのパンを全て食べていました。
3日分として買ったバナナとパンを、1日で食べてしまったのです。
美味しいものは危険
どうしてこんなことになってしまったのでしょう。
今までにここまで食欲が爆発したことはありませんでした。
なぜなら、味気ないものを食べていたからです。
玄米を生で食べたり。
きな粉を水て溶いて食べたり。
不味くはないものの、味気ないので「もっと食べたい」とはならなかったのです。
しかしパン、特に菓子パンは違います。
美味しいので、もっと食べたくなってしまうのです。
事実、目の前にあるパンを我慢できず全て食べてしまい、翌日、再び安売りのパンを買っていました。
これらのパンも、その日に全て食べてしまいました。
都度買い断念
こんなことではいけません。
まだ10月の前半ですが、都度買いは諦めました。
楽天市場で玄米を5kg購入。
ちょうどクーポンで1000円オフ。
さらに獲得ポイントを考慮すれば実質1000円以下で購入することができました。
10月の後半は玄米と味噌汁の質素な食生活に戻します。
まとめ
自分は節約かとしてはかなりストイックな部類だと自負していたのですが、思い違いも甚しかったです。
「9月は食費0円にするために我慢したから」というのを自分への言い訳にして、食欲に任せた買い物をしてしまいました。
本当は、豆腐を3つほど買って(それでも100円もしない)毎日食べていれば栄養も取れて満腹感も得られるのですが、豆腐を買いにスーパーに行くと、どうしてもパンの安売りコーナーを見てしまいます。
そして、見てしまったら買うことを我慢できないのです。
自分がこんなに弱い人間だったとは。
今まではたまたま家に玄米やきな粉しかなかったからそれを食べていただけで、結局は欲に負けてしまうのです。
やはり、欲は抑えるよりも、欲がが出ない環境を作って、そこに身を置いた方が確実ということでしょう。
この事実に気づけたことを成果とすることで、どうにか今回の失態を教訓として治めようと思います。