便利に使っていたAlexa搭載のスマートスピーカー「Sonos」を手放しました。
なぜならApple Watchでスマート家電の操作ができるようになったからです。
常に自分の腕についているApple Watchと声が届かないと指示ができないスマートスピーカーなら、Apple Watchの方が良くないですか?
ただし、スマートスピーカーを音楽などを再生するスピーカーとしても使っている場合は別です。
今回は、スマートスピーカーをスマート家電の操作のみに使っている場合の話なのでご注意を。
目次
あれば便利なスマートスピーカー
去年の冬にSonos Oneを購入し、便利だったため2台目を買い足し、リビングとキッチンに配置していました。
Alexaが搭載されている上に、AirPlay2に対応していたため、iPhoneからワイヤレスで接続、しかもリビングとキッチンを選択あるいは両方からiPhoneの音楽を流すことができる優れものでした。
接続も、コントロールパネルを長押しして再生したいスピーカーをタップするだけのお手軽さ。
また、単純なスマートスピーカーとしても便利に使えます。
リビングと廊下の明かりはスマートライトに付け替えていたので、Alexaに頼めば声だけでライトをON・OFF可能。
寝るときや起きたときに、立ち上がってスイッチに手を伸ばす必要なく、横になったまま点灯・消灯ができるので重宝します。
夜中に目が覚めたときにスマホの画面など明るいものを見なくても声で時間を尋ねられるのもGOOD。
本当に必要か
そんな便利なスマートスピーカーですが、果たして今の私の生活に必要でしょうか。
ライトの点灯・消灯は毎日使っていましたが、スピーカー機能はほとんど使っていませんでした。
特に夏場はエアコンの電気代を節約するために可能な限り家にいる時間を減らそうとしていました。
そして、先日図書館も解禁になったため、今後ますます家にいる時間は少なくなりそうです。
つまり、家で音楽を聴く時がないのです。
そうなれば当然スピーカー機能は使いません。
私のSonosはライトを声だけでON・OFFするためだけにしか使っていない状態だったのです。
Sonosはスピーカーとしては優秀ですが、スマート家電を動かすだけの端末と捉えれば大袈裟です。
キッチンに置いているSonosの写真ですが、横の洗剤よりも大きいです。
しかも断捨離をしているため、この棚はSonosを置くためだけに設置しているような状態になっています。
また、触ってみるとほのかに暖かく、設置しているだけでも多少の電力を消費していることが実感できます。
つまり、このSonosを手放すことで
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キッチンに棚を置く必要がなくなる
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多少なりとも電気代を節約できる
という利点があるのです。
問題は、ライトのON・OFFでは便利に使っているということ。
逆に、そこを他で補えれば、晴れてSonosを手放せます。
まず考えたのがこちら。
このEcho Flexなら、コードレスでプラグに挿すだけ。
置き場を用意する必要もなく、最小限の機能は果たせるはずです。
ただ、今のスマートスピーカーを手放すために、新たなスマートスピーカーを購入するというのは、ミニマリストを目指している身としては、釈然としません。
結局いつまでもSonosを手放せないまま日々を過ごしていたのですが、とある転機がやってきます。
Apple WatchのソフトウェアがWatchOS 7.0へアップデートされたのです。
Apple Watchで動かせる
私が使っているスマートライトは「Kasa」の製品です。
専用アプリで各種設定を行える他、そのアプリはiPhoneのウィジェットにも対応。
iPhoneからワンタップでON・OFFできます。
また、ショートカットアプリにも対応しています。
こんな具合で簡単なショートカットを作り、Siriに登録することで「Hey Siri、リビングつけて」という風に、音声操作できないこともないのです。
ただ、手元にiPhoneがあるとき限定でした。
しかし、先日のApple Watchのソフトウェアアップデートで変わります。
Apple Watchからもショートカットを起動できるようになったのです。
つまり、Apple Watchに「Hey Siri、リビングつけて」と言えば、iPhoneと同じように、ショートカットが実行されるのです。
Apple Watchでは手首を口元に持っていく動きを検知して自動でSiriの音声聞き取りを開始する設定があります。
そしてライトを消すように言えば、多少タイムラグがありますが、声だけでライトを操作できるのです。
Apple Watchなら、腕時計なので常に手元にあります。
睡眠トラッキング機能も追加されたので、寝るときも装着。
ベッドに入ってからApple Watchのボタンを長押ししてSiriにライトを消すように言えば消灯。朝の点灯も同様。
これなら、スマートスピーカーに頼らずとも手元でスマート家電の操作ができます。
よって、スマートスピーカーで唯一使っていた機能がApple Watchで代用できるようになりました。
晴れて、Sonosを手放せます。
電化製品は売りやすい
PayPayフリマでSonosを2台とも出品。速攻で売れました。
電化製品は故障していなければ割と簡単に買い手が見つかるので、フリマアプリで売るのがオススメです。
ちょうどPayPayフリマのキャンペーン中で、販売手数料として取られる10%のうち、5%がPayPayボーナスライトとして返ってくるタイミング。
買った時の2/3ほどの値段で売りましたが、お金になるだけで十分というものです。
処分するのにもお金がかかるものだってあるのですから。
まとめ
というわけで、Apple Watchでスマートライトを操作できるようになったおかげでスマートスピーカーを手放すことができました。
これにてキッチンの棚も不要となり、ますます持ち物が減っていきます。
代わりのものを買うわけでもなく、フリマアプリで売っただけなので収支としてはプラスということで。
1年も使ってないSonosを手放すことに若干の勿体なさは感じますが、電化製品は使わないと思ったら早めに売った方が良いです。
どんどん進化した新商品が出てきて価値が下がっていくので。アンティーク物として価値がつく可能性も低いですから。
今回の話に限らず、日常の中で何かで代用できるものはないか、考えてみてはいかがでしょうか。