美味しいと思えるのならその方がお得。
そういう考え方が「貧乏舌」と呼ばれる所以でしょうか。
とはいえ、質素な味、あるいは味気ないものでも美味しく感じられるのなら、味がついたものも当然美味しく感じられるでしょう。
しかし、逆はありません。
普段から味の濃いものを食べていると、味の薄いものだと満足しにくいです。
そうなると、貧乏舌も悪いものではありません。
「節約舌」と改名してほしいくらいです。
私は「貧乏舌」ならぬ「節約舌」を目指して、豆腐をそのまま食べています。
そのことについて、今回は深掘りしていきます。
目次
味付けしない理由
私は昼食に木綿豆腐を食べていますが、醤油などの味付けはせず、そのままいただいています。
美味しいとは感じませんが、いつかは美味しく感じられるようになるように、これからもそのまま食べ続けるつもりです。
豆腐を美味しく食べる方法は大きく分けて以下の2つです。
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豆腐に味付けして美味しくする
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そのままでも美味しいと感じれる自分になる
つまり、豆腐の味を変えるか、自分の舌を変えるかです。
私の会社には小分けされた魚型の醤油差し(お弁当によく入っているやつ)が常備されてますので、醤油を使えなくもないのですが、あの醤油はあまり美味しいと感じませんし、どこか健康的じゃないように思えて、使う気にならないというのもあります。
「これ体に悪くないのかな?」など考えながらの食事はそれ自体が小さなストレスとなりますので、そんなことを考えるくらいなら、そのままの豆腐を食べている方が体にも心にも優しいです。
節約家としては「自己満足のために消費を増やすのはナンセンス」という考えもあります。
空腹というスパイスを使う
「空腹は最高のスパイス」という言葉がありますが、それを利用して豆腐をそのままでも美味しく感じる舌を作っていきます。
私は節約しているのもあって、基本的に小食のため、お昼になるともう腹ペコです。
しかし、昼食前にお菓子を少しでも食べると、豆腐の味気なさが圧倒的に際立ち、食べるのがしんどいくらいになります。
何でもいいから食べたい状態で、そのままの豆腐など味気ないものを口に入れる。
そうすれば、錯覚かもしれませんが美味しいと感じます。
それを繰り返せば、脳にそれは美味しいものだとインプットされるのでは、という考えです。
もしも空腹が最高のスパイスであることを完全に理解さえせて利用できれば、食事制限も簡単になるかもしれません。
ある種、肉体改造のようなものですね。精神改造でしょうか。
節約やダイエットが楽になる
豆腐に限らず、低カロリーの食材は味気ないです。
底に味を加えず、そのまま食べることで「もっと食べたい」を抑えることができます。
結果的に食べすぎる事がなくなりますので、節約面でもダイエット面でも効果はあるかと思います。
もやしを茹でてそのまま食べるとか、ヨーグルトをプレーンで食べるとか、素材そのものを味わえるようになれば、食事が楽しくなるかもしれません。
外食する時も、せっかくお店に食べに行くのですから「なんか今ひとつの味だな」と感じてしまうのはもったいないです。
この考えが「貧乏舌」という名前の由来なのだと思いますが、それでも、美味しいと感じるのは幸せなので、貧乏で結構です。
どうせ自分から高級料理を食べる機会はありませんし……。
まとめ
最近の私は味気ないものを中心に食べて生活しています。
会社でたまに貰うお菓子はどれも美味しいく、以前より頂いた方への感謝が大きくなりました。
また、飲み会は好きじゃありませんでしたが、少なくとも「美味しいものが食べられる」という楽しみは保証されていますので、どれだけ面白くない飲み会でも、食事を味わって、食事の話をすることで充実感を得られるようにもなりました。
味を変えるか、舌を変えるか。
私は舌を変えることにします。