本を開いて支える手がしんどい。
電子書籍が普及したことで、スタンドに置いたタブレットで本を読めるようになりました。
「ハンズフリー読書」とでも言いましょうか。
その結果、今までは何とも思っていなかった読書中の手の疲れが気になるようになってしまいました。
そこで活用したいのが「ブックスタンド」
名前の通り、本を開いたまま立てておけるスタンドです。
これがあれば、タブレットでの読書と同じ要領で紙の本を読めるようになります。
今回は、私が愛用しているブックスタンドを紹介しつつ、具体的な活用例をまとめます。
目次
愛用のブックスタンド
私がかれこれ2年ほど使っているブックスタンドは以下の製品です。
ホコリが目立ちそうだったので私は白色を買いましたが、黒色もラインナップされています。
少々大きくスペースも取りますが、その分安定感は抜群で、ページが戻ってストレスを感じたことは皆無です。
単行本であれば余裕でページを押さえらえれます。
押さえの部分は少し緩めにしておくとページをめくりやすいです。
非常にしっかりした作りですので、緩めにしたからと言ってページが勝手にめくれることはありません。
文庫本の場合は押さえの幅が足りないのですが、背中に単行本や厚めの板を入れてやると文庫本でもページを押さえられるようになります。
角度も調節可能です。
最も急角度の状態。
この状態なら持ち歩くこともできなくないものの、外での使用を考えている場合は、他の製品を選んだ方が良いかと思います。
最も浅い角度にした場合。
本を支えずに机の上に広げて読むスタイルに近い形になります。
これだけ角度調節の範囲があれば、読みにくいことはないと思います。
ハンズフリーの魅力
タブレットで本を開きながら作業する方でしたらハンズフリー読書の快適さはご存知かと思います。
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本を見ながらの書き物ができる
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本を見ながらキーボードをタイプできる
また、スタンディングデスクを導入していると、腕を伸ばさず、立ったまま本を読めるのでオススメです。
全て電子書籍にできれば良いのですが、紙の本にも良いところはありますし、図書館で借りた本を読む機会も多いので、ブックスタンドは手放せません。
また、参考資料を見ながらの作業であれば本に限らず活用できる場面はあります。
ブックスタンドを上から見た写真なのですが、本をもたれさせる部分が僅かに曲面になっています。
これは本の背表紙を受けるためなのですが、この曲面のおかげで、紙を立てることもできます。
写真はA4用紙を1枚、縦で置いた状態。
平面でなく曲面で受けるため、スタンドからはみ出た上部がお辞儀をして倒れることがありません。
紙媒体を参照しながら作業をする場面でとても役立ってくれます。
本を読む機会が増える
このブックスタンド、単に手を使わずに本を開いたまま支えられるという機能しかないのですが、精神面でのメリットもあります。
もしも紙の本を読む場合
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本を手に取る
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ページを開く
という2ステップを要します。
しかし、読みかけの本は閉じず、ブックスタンドに立てたままだった場合。
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ブックスタンドを目の前に置く
この1ステップで本を読み始めることができるのです。
文章のみだとなかなか伝わらないかもしれませんが、想像してみてください。
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机の上に閉じた本が置いてある
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机の上に次に読むページが開いた状態で立てられた本がある
後者の状態だと、少し疲れた時などに目線を移して少しブックスタンドを自分の方に寄せれば、すぐに本を読めるのです。
閉じた本を開くという動作はどこか「よし、これから本を読むぞ」と意気込むような気がして、どうしても本を読む時間を確保した時でないと手が伸びません。
しかしブックスタンドに本を開いたまま置いておくことで、スマホやタブレットを触るような感覚で気軽に本を読めるようになりました。
むしろ読書においては電子書籍よりも手軽でしょうか。
ちなみに電子書籍の場合。
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電子書籍リーダーを目の前に置く
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電子書籍リーダーを起動
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読みたい本(アプリ)を開く
3ステップ必要ですね。
まとめ
今回は私が愛用しているブックスタンドをご紹介しました。
電子書籍のハンズフリー読書を体験して以来、電子書籍じゃないと読みたくないとさえ思うくらいで、紙の本を読む機会が減っていました。
それを解消するためにブックスタンドを購入したのですが、結果的に電子書籍よりも紙の本を読む機会が増えるという、実際に使うまで気づけなかったメリットまでありました。
「本を読む時間がない」という問題は、もしかすると「本を読む行為を重く見ている」だけかもしれません。
本を開いたまま立てておくと、気分転換に少しずつ読めるかもしれません。